MOZCO Mateusz Szymanski via Getty Images
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米国司法省(DoJ)が、障害を持つ乗客に対する差別行為があったとの疑いでネット配車のUberに対する訴訟を起こしています。

訴状によると、Uberは障害のために車に乗り込むのに時間がかかる乗客に対して登場場所への到着遅れの際に発生する「待機料金」を請求し、アメリカ障害者法(ADA)に違反したとのこと。


Uberはガイドラインにおいて乗車場所に車が到着してもその場に現れない乗客に対しては、UberXなら到着後(Uber BlackやSUVなら5分)を経過した時点から待機料金を請求することと定めています。

しかし、車椅子や歩行器などを使用している足の不自由な人の場合は、車に乗り込むのに時間がかかることが多く、その時間までを待機時間に含めるというのは話の筋が違うと言わざるを得ません。

Uber広報はDoJからの訴訟が”驚き”と”失望”に満ちたものだと述べています。

「待機料金は指定場所に到着後2分を待ったドライバーへの補償としてすべての乗客に請求する決まりとしていますが、その場にすでに到着していて、乗り込むのに時間が必要な乗客に対しての請求を装丁するものではありません。当社は多くの障害者が交通手段としてUberを利用していることを認識しており、今回の驚きと失望に満ちた訴訟に至る前に、あらゆる懸念と混乱への対処方法についてDoJと協議していました」としました。


Uberは待機時間について、これまでも障害者に関しては返還請求を必ず認めてきたとしています。しかし乗客側からの申請がなければ返還されることはないため、先週の時点で障害者証明を提示済みの乗客に対しては自動的に待機料金を免除するよう、システムを改めたとのこと。

Uberは「自社ポリシーがADA違反とは根本的に考えておらず、あらゆる人が地域社会での移動を容易にできるようサポートし、今後もサービスを改善していく」と述べています。


とはいえ、UberがADA違反で訴えられたのはこれが最初ではありません。2017年にはニューヨーク市の障害者団体が、障害者の99.9%がUberを利用できないとして集団訴訟を起こしていました。またそれ以前にも盲導犬の乗車拒否で訴訟になっていました。

Source:DoJ