Donkervoort builds a model to celebrate founder Joop Donkervoort's 70th birthday.

スマホ界隈では近年5Gがトレンドワードですが、オランダの自動車メーカー、ドンカーブート・アウトモビーレンは「世界初の2Gスーパースポーツカー」を完成させ、今月からデリバリーを開始すると発表しました。

そのクルマDonkervoort D8 GTO-JD70は、2019年8月に創業者ヨープ・ドンケルフォールトの70歳の誕生日を祝うため発表されたもの。ロータス・セブンをルーツに、現代の安全基準に適合するオリジナルマシンとして開発されたD8の特別仕様車で、たった700kgほどしかない車体にアウディTT RSと同じ5気筒2500ccエンジンで415馬力を出力し、0-100km/h加速は約2.7秒という運動性能を誇ります。

そして、ここでいう「世界初の2Gスーパースポーツカー」の2Gとはもちろんモバイル通信とは何も関係なく、強烈なコーナリング性能でドライバーにのしかかる横Gのこと。

軽い車体は、加速や減速に有利なのはもちろんコーナリング速度を高めるのにも貢献します。ドンカーブートいわく、D8 GTO-JD70はコーナリング時の横方向の加速度、いわゆる”横G”が、市販車として初めて2Gに達するとのことです。つまり、このマシンでコーナーを最大限に攻めれば、その際に感じる遠心力が自分の体重の2倍にもなるということです。このコーナリング性能の達成には、OEM供給のタイヤとして、公道走行にも対応するサーキット向けセミスリック・タイヤNankang AR-01を選んだことも効いているかもしれません。

比較のために他のスポーツカーのコーナリングGがどれぐらいかを調べてみたところ、少々古い車種ではあるものの、初代NSXの後期モデルでだいたい1Gぐらいだそう(ちなみに近年のワイドトレッド化したF1マシンの場合は6Gを超えるとされています)。

ドンカーブートのマネージングディレクター、デニス・ドンケルフォールトはD8 GTO-JD70について「ヨープ自身の考えを凝縮したものだ」と述べ、「ドンカーブートはこれまで、高まる気持ちと純粋なドライビング体験を求める人々に向けたスーパーカーを提供してきた。JD70はドライバーがマシンとの間に揺るぎない絆を築くことができるように設計されている」とコメントしています。

Donkervoort D8 GTO-JD70は創業者の年齢にちなみ70台のみが生産されます。価格は16万3636ユーロ(約1980万円)から。もうお金が余って余って仕方がない方なら、公道でもサーキットでも楽しめるレジャー用、または観賞用にでも1台入手しても良いかもしれません。

source:Donkervoort
via:Autoblog