Ducati
Giovanni De Sandre

イタリアのバイクメーカー、ドゥカティが、世界初の「前後レーダー搭載モーターサイクル」と主張するバイクの生産を開始しました。このバイクはドゥカティ・ムルティストラーダ V4に独Boschとの協力で開発したレーダーシステムを搭載するもので、前後に搭載するレーダーは非常に小さく、それぞれ190gほどの重量しかないため、走行への影響はほとんどありません。

2つあるレーダーのうち、前方に搭載するものはバイクにアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)機能を提供するのに使われます。この機能はバイクが30~160km/hで走行するときに使うことが可能で、前走車両との距離を自動的に維持します。

一方、後方レーダーはブラインド・スポット・ディテクション(BSD、死角検知)機能のために使われ、ライダーに見えない方向を監視し、一定以上の速度で接近する車両があればライダーに警告を発します。

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ドゥカティは、ムルティストラーダ V4の詳細なスペックなどに関しては外観を含めてまだほとんど明らかにしておらず、記事執筆時点でわかっていることといえば、この新型車が完全新設計のV4エンジンを搭載し、メンテナンスサイクルが大幅に伸びているということぐらい。このマシンの正式発表は来月、11月4日が予定されています。

ちなみに、Boschは2019年のミラノモーターサイクルショー2019(EICMA 2019)で、このバイク向けレーダーシステムをドゥカティのほかKTMにも供給するとしています。またBMWの二輪車部門 BMW Motorradも、6月末にバイクへのレーダー式のACC機能を近々提供するとアナウンスしています。さらに日本のカワサキも採用をアナウンス済み。いずれもBoschのレーダーを使います。

source:Ducati