Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images
Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images

Epic Gamesは先週出たアップルApp Storeに関する訴訟の判決において一定の勝利を得ました。しかしApp Store開発者アカウント復活などに関してはEpicが規約違反を犯したとして、本来アップルが受け取るはずだったストア税ことApp Store手数料の支払いをEpicに命じています。そして、大方の予想どおりEpicは高等裁判所に再審理を求める控訴手続きを行っています。

イボンヌ・ゴンザレス・ロジャース判事による裁定では、EpicがApp Storeが禁じる独自の決済システムを人気ゲームアプリ『Fortnite(フォートナイト)』に仕込んだことで、アップル側に生じた365万ドルの損害の賠償と、さらに訴訟を起こしたあとの収益からも手数料30%ぶんをEpicはアップルに支払わなければなりせん。

また、アップルが独占禁止法に違反しているとのEpicの主張においても判事はこれを認めず、アップルは開発者がアプリからインターネット上の別の決済手段へのリンクを示すことを拒否してはならないとしつつも、アプリ内に開発者が自前で決済システムを組み込むのを許可させることまでは踏み込みませんでした。Epic側からすれば、アプリ内に独自の決済システムを組み込みストア税を回避するという野望を実現できず、今回の判決は「試合に勝って勝負に負けた」ような結果になったと言えそうです。

ただ、アップルにとっても完全には満足していないとされ、Epicが勝ち取った部分に関してその判断を不服として控訴することが予想されています。どうやら両社の争いは次のラウンドが待っているようです。

※関連:EpicのApp Store裁判、アップルには決済システム強制禁止の判決。一方でEpicの規約違反も認定

Source:The Verge