CHRIS DELMAS via Getty Images
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アップルのApp Storeが徴収する30%の手数料をめぐってEpic Gamesが起こした訴訟は、2021年まで行われないとされますが、カリフォルニア州オークランドの連邦裁判所は、Epic Gamesからの『フォートナイト』をApp Storeに戻すよう求める仮差止命令の申請を却下する一方で、アップルがUnreal Engineの開発アカウントを停止しようとすることも支持しないとの考えを示したとBloombergが伝えています。

もともとアップルは、Epicがフォートナイトのアプリ内でApp Storeの支払いシステムを迂回するオプションを提供したため、App Storeの使用規定違反としてこのアプリを削除しています。EpicはApp Storeが支払料金の30%を手数料として徴収する仕組みを批判しています。

一方、連邦地裁判事Yvonne Gonzalez Rogers氏は、EpicがデベロッパーにライセンスするゲームエンジンUnreal Engineの開発者アカウントまでもアップルが使用停止に追い込もうとしている件に関しては、Epicによるアップルへの訴訟とは別の問題だとして、これを許可しませんでした。

California Northern District Court
California Northern District Court

つまり、今回の仮処分申請においてはこれらの問題は何も進展しなかったということです。裁判所は今回の訴えは前例のないものであり、その新規性と影響範囲の大きさから、どちらかの側に有利になるような話に耳を傾けるつもりはないとしています。

アップルは「当社の顧客は、App Storeが安全で信頼できる場であることを信頼し、またすべての開発者が同じルールに従っています。裁判所が、Epicの主張が彼らの顧客に最大の利益を与えるものでなく、彼らがルールを破った結果陥った問題が自業自得であると認めたことに感謝します。12年間にわたり、App Store は大小を問わず開発者にビジネスチャンスの大変革をもたらしてきました。われわれは来年、この技術革新とダイナミズムについて裁判所で説明できることを楽しみにしています」と声明で述べています。

source:Bloomberg