てんかん発作を最大1時間前に検出できると主張するAIデバイスを開発。イスラエルの研究者が発表

米国でも同様の技術が昨年発表されています

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年09月30日, 午後 04:50 in epilepsy
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Andreus via Getty Images
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イスラエル・ネゲヴ・ベン=グリオン大学(BGU)の研究者が、てんかん発作を発症の1時間前に予測できると主張する脳波測定(EEG)デバイス「Epiness」を開発したと発表しました。このデバイスは機械学習で鍛えたアルゴリズムを用いて脳の活動を分析、発作の兆候を検出してスマートフォンにアラートを送信します。

転換を検出するデバイスには市販されているものもありますが、それらはいずれも発作の発症時点でそれを知らせるものであり、事前に警告を出せるものはありません。Epinessと同様にてんかん発作を検出する例としては、2019年に米ルイジアナ大学ラファイエット校の研究者が発表したAIアルゴリズムの話がありました。こちらの例も、Epinessと同様に患者のデータを機械学習させ、最大1時間前に発作の兆候を検出し警告できるというものでした。

十分な時間的余裕がある発作発症予測は、薬の服用によってそれを抑えられる可能性が高まることを意味します。事前の通知があれば、特に薬の効きが遅い人にとっては発作性転倒によるけがなどのリスクを最小限に抑えられる大きなメリットがあります。EpinessはEEGの電極を最小限にとどめつつ、テストでは95%の確率で発作の発生を検知したとされます。

まだEpinessが市場に出てくるには時間がかかると考えられます。しかし、すでにNeuroHelpと称するスタートアップ企業がEpinessの技術ライセンスを取得しており、年内にもプロトタイプを使った臨床試験を開始する模様です。

日本国内でも約100万人のてんかん患者がいるとされます。なかには薬物抵抗性のてんかんも一定の割合でありますが、それでも事前に発症がわかれば、より安全な生活を遅れるようになるため、この技術の少しでもはやい実用化が期待されます。

source:BGN Technologies(PRNewswire)


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