Expanscape
Expanscape

ノートPCは持ち運びができるという点で、デスクトップPCよりさらに使用者の目的に沿った機能が求められます。たとえば非常に小さい、たとえば非常に頑丈、たとえばデスクトップPCを凌ぐほどの拡張性、非常に高いゲーミング性能を備えるものetc…。

Expanscapeと称するメーカーが作った「Aurora 7プロトタイプ」は、コンテンツ制作者やデータサイエンティスト、デイトレーダーなど、一度にいくつかの作業を並行してこなすマルチタスカー垂涎の7画面ノートPC。

発表されたプロトタイプでは、4つの17.3インチ4K UHDディスプレイと、3つの7インチWUXGAディスプレイ(1920×1200)を搭載、合計7枚のディスプレイであらゆる情報を表示します。

キーボードの下に隠れる本体には、8コア16スレッドのデスクトップ用Core i9-9900KをZ170チップセットともに搭載(Z170は通常i9-9900Kをサポートしません。詳細は不明)。64GB RAM、NVIDIA GeForece GTX 1060 GPUを搭載、ストレージには2.5TB SSD(1TB + 500GB + 1TB)と2TB HDDを搭載します。またオプションではRAMを128GBに、ストレージを16TB以上に拡大することも可能とのこと。

入出力および通信機能は802.11ac WiFiアダプタやBluetooth 4.2モジュールが用意され、USB x 3、Thunderbolt x 1、HDMI、内蔵ステレオスピーカー(サブウーファー付き)、ウェブカメラとバックライト付きキーボードが備わっています。

いずれのディスプレイも基本的には折りたたむか引き出し式に収納可能なため、すべてたためばそれなりにコンパクト(51 x 34 x 11cm)にすることはできます。ただ、実際に使うとなると、おそらくは机の上に開いた状態のままになりそう。重さ11kgということを考えても、モバイル方面の便利さは端から求めていない仕様です。とはいえリモートワークに最高の仕事環境を用意したいなら、リモートワークにも使用できるカラオケボックスや、ホテルの一室といった個室スペースを用意し、Aurora 7を持ち込むのも良いかもしれません。

バッテリーはデスクトップ級の本体のために容量82Whのものを使用し、7枚のディスプレイはそれとは別に148Whのバッテリーを使用します。ただ、これだけの重装備であるため、バッテリーで駆動できる時間は約1時間ほど。通常時にはコンセント電源を使用し、バッテリーはあくまで非常用と考えておくべきでしょう。ただ、開発者はバッテリーを交換しやすい設計にすることを検討しています。

なお、Aurora 7は2番目の試作機であり、Expanscapeはすでに3番目のプロトタイプAurora 7 M3にも取り組んでいます。この最終仕様となるプロトタイプではいまのところ10コアCore i9 10900kや16コアのAMD Ryzen 9 3950X、またGeForce RTX 2070シリーズの搭載なども計画されているとのこと。RAMやストレージもさらに大容量化に対応するとしており、最終的にどんなおバカスペックノートPCになって発売されるのか、いまから楽しみです。

Source:Expanscape