BRAZIL - 2020/07/11: In this photo illustration a Facebook logo seen displayed on a smartphone. (Photo Illustration by Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)

2020年8月31日(現地時間)、Facebookは「An Update About Changes to Facebook’s Services in Australia(オーストラリアにおけるFacebookのサービス変更についての最新情報)」を公開。この中で、「オーストラリア国内でニュース共有機能の停止」を示唆しました。

Facebookは、以前よりオーストラリア競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission、以下ACCC)から「ニュース配信で巨額の利益を得たにもかかわらず、ニュース配信元に十分に還元していない」と指摘を受けています。これに対し、Facebookが「ニュースにリンクしているだけ」だとして利用料の支払いを拒否しているために、ACCCは「コンテンツ発行者への支払いを義務付ける法律」の成立を目指している、というのが現状です。

今回の法律について、Facebookは「逆効果だ」と指摘。そもそもFacebookはニュース配信を重要な収入源と考えておらず、反対にFacebookでニュースを配信(共有)することで、報道機関(のサイト)に多くの利用者を無料で誘導してきたと主張しています。その数はこれまでに23億クリックにも上り、中には推定2億豪ドル(約156億円)相当のトラフィックを得たサイトもあったとのこと。

そのため、Facebookは今回の規制について、「インターネットのダイナミクスを誤解しているものであり、テクノロジー企業とニュース出版社とのビジネスに大きな影響を与えるものだ」と警告しています。

Facebookによると、今回の「配信停止の考え」に至るまでに、国内メディアに対する数百万ドルの投資や、コンテンツの発行者に支払いが発生する機能を備えたFacebookニュースの活用案などを提示し、問題解決に努めたとのこと。しかし、ACCCはこれらを無視して規制案の法制化を進めており、同社は支払義務は受け入れ難いとして、機能を停止する方針を固めたとのこと。

ACCCからは、FacebookだけでなくGoogleも同様の指摘を受けています。Googleは、以前フランスで出版社へのニュース使用料の支払いを強制された際、ニュースを表示する機能を停止して支払いを回避したことがありました。Googleは今後の方針を明らかにしていませんが、Facebookに続く可能性も考えられます。

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