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Dado Ruvic / reuters

Facebook公式アプリのダウンロード数が、App StoreとGoogle Playの両方で前年よりも30%も減少しており、その原因がアップルのプライバシー対策とTikTokの成長だと推測する調査結果が発表されています。

アプリストア分析会社Appfiguresによると、Facebookのモバイルアプリは2020年5月には週平均で1500万回のダウンロードを記録。しかし今年4月現在では、iOS版とAndroid版を合わせても1100万回にも達していないとのことです。これまでにもダウンロード数が減ったことはあったものの、1年以上にわたって大幅に減り続けたのは久しぶりのことだとも付け加えられています。

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この原因として考えられるのは、1つにはアップルが新たなプライバシー保護対策を実施したことです。Facebookのダウンロード数が最初に大きく減ったのは、これらの新機能を備えたiOS 14が発表された直後の2020年6月のこと。Facebookが激しく反発したアプリトラッキング透明性(ATT)、すなわち「異なるWebやアプリをまたいでユーザーを追跡する際にはユーザーの明示的な許可を得なければならない」ルールが実施されたのは4月のiOS 14.5配信以降ですが、それ以前に発表だけで打撃を受けていたかもしれないわけです。

またAppfiguresはTikTokが成長した影響もあるのではないか、と推測しています。TikTokは2021年4月の時点では、App StoreおよびGoogle Playの両方で最もダウンロードされたアプリです。そしてiOS版についてはFacebookが990万回に対してTikTokは1590万回と大きく差を付けており、TikTokのショートビデオ機能を好むユーザー層にFacebookがリーチできてない可能性があるわけです。

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アップルがATTを実施した後、Facebookおよび傘下のInstagramアプリは、無料で使い続けたければ追跡を許可するようユーザーに呼びかけています。その一方で米国のiOSユーザーのうち96%がアプリ追跡を無効にしたとの調査結果もあり、Facebookはアップルのプライバシー保護とTikTokのブームにより挟み撃ちにされ、当分は苦しい立場に置かれるのかもしれません。

Source:Appfigures

via:9to5Mac