米Facebookが自社サーバー向けに独自プロセッサを開発しているとの情報を、海外テックサイトのThe Informationが伝えています。

Facebookといえば、自社のSNSサービスの処理に膨大なプロセッサパワーを必要とする企業。また2019年にも、動画のトランスコードや推論処理のためのASIC(特定用途向け集積回路)の開発を発表していました。

今回の報道によれば、Facebookの独自プロセッサは同社のデータセンターにて、コンテンツのリコメンドアルゴリズムに関する機械学習(ML)処理を行うものと、動画ストリーミング品質を向上させるためのトランスコード支援処理を担当するものの2タイプが開発されているとのこと。これらのプロセッサは現在利用されているサードパーティ製プロセッサと共同で動作するように設計されており、置き換えるものではないとも伝えられています。

このような特定処理に強みを持つカスタムプロセッサの投入は処理性能の向上だけでなく消費電力の削減、さらには二酸化炭素排出量の削減にもつながると期待されるのです。

このようなサーバー向けのカスタムプロセッサとしては、米GoogleもML処理に特化した「TPUシリーズ」を運用しています。今年5月には1ポッドで1ExaFLOPS以上の性能を実現した「TPU v4」が発表されました。

モバイルデバイス向け、あるいはサーバー向けと分野を問わず、大手テック企業が次々の取り出す独自プロセッサの開発。今後はソフトウェアやサービスのように、プロセッサも独自開発するが当たり前となるのかもしれません。

Source: The Information