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Meta(旧Facebook)は11月1日(現地時間)、ニカラグア政府とサンディニスタ民族解放戦線(NFLN)が関連していたとするトロールファームを排除したと発表しました。その詳細が、Coordinated Inauthentic Behavior(CIB:組織的な不正行為)レポートの中で公開されています。

組織的にSNSなどに書き込み、虚偽の情報などを拡散させるトロールファームですが、今回の場合はニカラグアの複数の政府機関が関連していたとのこと。またFacebookだけではなく、Instagram、TikTok、Twitter、YouTubeなど、複数のメディアにまたがり活動していたとしています。

トロールファームの活動は、ニカラグア全土で学生主導の政府に対する抗議が起こった2018年4月に開始されました。当初は抗議への参加者や政府を批判するアカウントに対するネガティブキャンペーンが中心だったようですが、2019年後半以降、ニカラグア政府やFSLNを称賛する投稿も増えていったとのことです。

活動には複数の政府機関が関与していますが、中心的な役割を果たしていたのは電気通信郵便機構(TELCOR)で、トロールファームの研修センターとしても機能していたようです。政府職員による投稿は、月曜から金曜の午前9時から午後5時までの規則正しいスケジュールで投稿されていたようです。

FacebookのBen Nimmo氏は、記者団との電話で「これまでに見た中で、政府全体の活動に最も近いものでした。これほど多くの機関が関与したのは初めてのことだと思います」と述べています。

なお、削除したFacebookアカウントは937、Instagramアカウント363、削除ページは140、削除したグループは24と大規模なものでしたが、2018年以来、4年以上活動できていたことも注目に値します。これについてNimmo氏は、2018年に偽アカウントの一部を検出して無効化したものの、全体としては複雑で調査に時間がかかったとしています。

Source: Meta