Facebookもアップルのゲームアプリ制限を批判。iOS版「Facebook Gaming」からゲーム削除を余儀なくされる

iOS向けクラウドゲームアプリも事実上禁止

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年08月8日, 午後 01:10 in Apple
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マイクロソフトのストリーミングゲームサービスxCloudが当面はAndroid端末向けに限られ、iPhoneやiPadでは利用できない理由がApp Storeガイドラインの制約のためとは、先日もお伝えした通りです。

それに続いてFacebookも、iOS版の「Facebook Gaming」アプリ(主にゲーム実況を見るためのアプリ)からミニゲーム機能の削除を余儀なくされたとして、アップルを批判しています。

先行して配信されたAndroid版の「Facebook Gaming」にはゲーム実況ストリーミングを見るだけでなく、ミニゲームを遊ぶこともできます。しかし7日(米現地時間)にようやくリリースされたiOS版では後者の機能が削られ、ゲームプレイはできません。

FacebookはがテックメディアThe Vergeに、ゲーム入りの過去バージョンはアップルに「複数回」拒否されたとの声明を伝えています。アップルが少なくとも5つのバージョンを却下したしたことは、6月に米The New York Timesも報道していたところです。

そして同社のシェリル・サンドバーグ最高執行責任者いわく、iOS版Facebook Gamはすべてのゲームが削除されてから承認された。つまりiOSユーザーはAndroidを使っている人より劣った体験しかできないと語っています。

Facebookによると、アップルが拒否するうえで引用したのはApp Store Reviewガイドライン4.7であり、Facebook Gamingの主な目的はゲームプレイだと主張したとのことです。ここでいう4.7の条文(日本語版)は以下の通り。

4.7 HTML5ゲームやBotなど

バイナリに埋め込まれていないコード(HTML5ベースのゲームやBotなど)をAppに組み込んだり実行したりすることは、コードの配信がAppの主な目的ではなく、そのコードがストアやストア同様のインターフェイスで提供されておらず、かつそのソフトウェアが以下の条件を満たす場合に限り許可されます

すなわちアップルは、Facebook Gamingの主な目的が「(ゲーム)コードの配信」と主張しているわけです。これに対してFacebookは、同アプリではアクティビティの95%がストリームを見ることだと示す利用状況データを共有したものの、アップルはスタンスを変えなかったと述べられています。

またFacebook広報担当者は、アップルがWWDC20で発表した新たなレビュープロセス方針(特定のガイドラインに違反するかどうかについて不服申し立てや、ガイドライン自体に異議申し立てができるしくみが導入)に基づいて訴えたものの「返事をもらえなかった」と語っています。

MSがiOS向けxCloudが提供できないと表明したことを受けて、アップルはGoogle Stadiaなどのゲームストリーミングサービス全般がApp Storeのガイドライン違反であると回答し、ゲームを1本ずつレビュー審査に提出するなど他のゲームアプリと同じ手続きを踏めば公開できる--つまり複数のゲームを配信するアプリを一括して承認できないと認めています。

これにつきThe Vergeは、NetflixやYouTubeのように何百万もの動画やテレビ番組、映画といった、アップルが全てをレビューができない可能性があるストリーミングサービスでは同じ問題を抱えていないようだ」として、非ゲームアプリとの扱いに矛盾があると指摘しています。

Facebooのkゲームチームは「これはゲーム業界全体で共通の痛みであり、最終的にはプレイヤーや開発者を傷つけ、クラウドゲームのような他のタイプのフォーマットに対するモバイルの革新をひどく妨げている」とコメント。アップル自らがゲーム定額サービス「Apple Arcade」を提供していることもあり、今後いっそう批判が強まるかもしれません。

Source:The Verge

 
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