blackdovfx via Getty Images
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記事執筆時点で開票作業が行われている2020年の米大統領選挙ですが、YouTubeではフェイク選挙結果速報のライブ配信がいくつか現れています。これらの不正なストリーミングのいくつかは収益化を有効にして利益を得ようとしており、YouTubeはこれらコミュニティガイドラインに違反するライブ配信を削除しています。

米国のメディアInsiderによると、”LIVE 2020 Presidential Election Results”のキーワードで検索して表示された上位20の配信のうち、8本がフェイク選挙速報であり、3本は再生中に表示される広告から収益を得ようとしていました。

フェイク配信のうちひとつのチャンネルに至っては購読者が140万人にものぼっており、またほかの4つのチャンネルも認証バッジを掲げたチャンネルだったとされます。

これらのチャンネルはいずれも普段は選挙や政治関係を扱っておらず、ヒップホップミュージックなどエンタメ関連の動画を流しているものでした。しかし、Insiderの調べでは、これらがYouTubeの検索結果上位4本を埋めており、正しい選挙速報を見ようとする人々に偽の情報を垂れ流している状況だったということです。

YouTubeはInsiderからの通報を受けてこれらのフェイク選挙速報をガイドライン違反と認定し削除しました。また選挙速報に関する動画配信には「結果は最終的なものではない可能性があります」との表示を追加し、Googleで最新情報を参照するよう促す措置も講じました。

事前にSNS各社などは誤報の取り締まり強化をしていたにもかかわらずこうしたフェイクを堂々とやる人たちの神経はどうなっているのかはかりかねますが、QAnonやその他の陰謀論団体がよく掲げる「マスコミの情報は嘘でネットの情報こそが正しい」とする論調ほどには、ネットの情報は正しくなさそうです。

source:Insider