マイクロソフトが、Disney+のマーベルドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』とXboxのコラボCMを公開しました。
(注意:映画『アベンジャーズ:エンドゲーム』のネタバレを含みます)
登場するのは、フライトスーツをまとい空を飛ぶヒーロー「ファルコン」ことサム・ウィルソン。
何やら真剣な面持ちで、自分はアベンジャーズとして戦った、宇宙最大最凶の悪者も倒した、喋る木にすら出会った、もう何があっても驚かないと思っていたが……と語り始める場面から始まります。動画はこちら。
(サノスの「指パッチン」で全宇宙の知的生命体の半数が消された)「ブリップ」事件に巻き込まれ5年間も不在だった、甥たちの成長にも立ち会えなかった、いまから追いつかなきゃならないものが山ほどある……と続けつつ、カメラが引くとそこはゲーム専門店の中。
「This is where you come in. What did I miss?」
ウィルソンが真顔で話しかけていたのはゲーム屋の店員。5年間に何を逃したか知りたいってゲームのことかよ!と脱力したところで、笑顔の店員が指差すのは新型ゲーム機 Xbox Series X|S。
最新作から旧作まで100本以上が定額で遊び放題のサービス Xboxゲームパスは、しばらくゲームから離れていたあなたにも最適です、Xbox Series X|Sなら期待のMCUドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』も見られますというコマーシャルでした。
(蛇足。映画内の日付では2018年に生命体の半数が消え、2023年に戻ってきたことになっています。Xbox Series Xは2020年末発売なので、サムは次世代ゲーム機の発表前に消され、世代交代から3年後に戻ってきた計算。)
Disney+独占のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマシリーズ第二弾、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は3月19日配信開始。日本のディズニープラスでも見られます。
もうひとつ蛇足。MCU映画のファンならご存知のとおり、この「キャッチアップすることが山ほどある」は、ファルコン /サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャースと初めて出会った映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の冒頭で交わしたやりとりから。
第二次大戦から70年近く氷漬けになっていたスティーブ・ロジャースが、現代社会に馴染むには勉強することが山ほどある、頑張って適応中と語ると、サム・ウィルソンは少し考えたあと、マーヴィン・ゲイの1972年のアルバム『Trouble Man』を勧めます。「逃したものは全部、その一枚に詰まってる」。
さらに蛇足。ブロンド長髪が目立つこの店員アーロン、映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にも出演していました。
劇中では逃亡中のスティーブ・ロジャースと「ブラック・ウィドウ」ことナターシャ・ロマノフがUSBメモリの中身を確認するため立ち寄ったアップルストアの店員。7年前の映画よりかなりシュッとした体型になりましたが、同じ役者 DC Piersonが演じています。
Some personal news https://t.co/z14xAU9Bf8
— DC Pierson (@DCpierson) March 9, 2021
追記:3月16日に公開された後編。中身は店員アーロンと「ファルコン」サムの雑談小ネタ。
「でもスーパーヒーローなんだから、こんな(ゲームみたいな凄いこと)もの日常茶飯事ですよね」「まあ、ここまでではないかな」
「カーチェイスとかってありました?」 「いや、飛べるから。」
「僕のゲーマータグ NoobMaster69 です」 「(無言で見る)」 「いとこが作ったやつで……」
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、やさぐれ飲んだくれてぷよぷよ体型になったソーが、仲間コーグをゲームFortniteのチャットで煽ったプレーヤーにマジ切れするコミカルな場面がありましたが、そのプレーヤー名が「Noobmaster69」。まさかの正体判明です。