税込1万1980円「Fire HD 8 Plus」実機インプレ。激安タブレットの実用性を検証

スクロールに若干ひっかかりはありますがイライラするほどではありません

中山智 (Satoru Nakayama)
中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2020年06月5日, 午後 05:00 in firehd8plus
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Fire HD 8 Plus

5月13日に第10世代のモデルとして発表されたアマゾンのタブレット「Fire HD 8 Plus」。6月3日より販売が開始されており、事前予約した筆者にも発売日に配送され手元に届きました。ちなみにFire HD 8 Plusにはストレージの違いで2モデルが用意されており、今回購入したのは32GBモデルで価格は1万1980円。もうひとつの64GBモデルは1万3980円となっています。

Fire HD 8 Plus

▲8インチディスプレーを搭載した「Fire HD 8 Plus」

ディスプレーは8インチで解像度は1280×800ドット。フルHDに満たないのはやや物足りませんが、ドットを感じるほどではありません。またディスプレー回りのベゼルも、最新のハイエンドタブレットと比較すると厚いですが、電子書籍の閲覧など手に持ってコンテンツを観ることがメインと考えれば、持っている手がディスプレーに被って遮ることがないので良い。

Fire HD 8 Plus

▲ベゼルの幅は気になるが、持ち手がディスプレーを遮らないのでコンテンツがみやすい

プロセッサーは公式サイトの記載ではクアッドコア2.0GHzとなっています。スペックをチェックするアプリで確認したところ、MediaTek製のMT8168Aとなっていました。またメモリーは3GBで、これは現在販売されているFireシリーズでは最も容量の多いモデルです。

実際に起動して動作を確認してみたところ、プロセッサーの処理能力のためか、画面表示の切り替えやスクロールに若干もたつきや引っかかりを感じます。ただストレスがたまるほど酷いわけではなく、ハイエンドのスマートフォンやタブレットのようなサクサク・ヌルヌル感ではないだけで、十分使えるレベル。特にメモリーが3GBとなったのが効果が高いようです。

Kindleアプリで小説やマンガの閲覧、YouTubeとNetflixのアプリをダウンロードして、動画コンテンツを視聴してみたところ、いずれも動作には問題なし。やはりコンテンツ一覧の表示やスクロールに若干の引っかかりはありますが、電子書籍の閲覧中や動画の再生はスムーズでストレスなく使用できました。

Fire HD 8 Plus

▲電子書籍のページ送りはスムーズ

Fire HD 8 Plus

▲動画コンテンツも再生がスタートすれば安定して視聴できる

また、スピーカーはDolby Atmos対応のステレオ仕様で、横位置で持ったときの本体上部にあるので、手で持ったときにスピーカーが隠れて音がこもるといったことも無く、はっきりと聞き取りやすい音質でした。

本体を横位置で持ったとき、右側面に音量ボタンと電源、イヤホンジャック、USB端子が配置されています。USBは前モデルではmicroUSBでしたが、新モデルはType-Cとなっています。ただしUSBとしての規格は2.0でPDには非対応。付属の充電器は出力が5.2V/1.8Aの9Wで、実際にテスターで計測したところ、5.1V/1.2A前後で充電が行われていました。

Fire HD 8 Plus

▲横位置のとき手に隠れないところにデュアルスピーカーを配置

Fire HD 8 Plus

▲左からイヤホンジャック、Type-C(USB2.0)、電源、音量ボタン

Fire HD 8 Plus

▲充電中のテスターの数値

microSDスロットも搭載しており、対応するカードは1TBまで。本体のストレージ容量が最大でも64GBなので、動画やマンガなどのコンテンツを多く保存しておく場合は、容量の大きいmicroSDカードに対応しているのはありがたいと感じます。

Fire HD 8 Plus

▲microSDスロットを装備し、1TBのカードまで対応

本体サイズは約202(W)×9.7(D)×137(H)mmで重量は約355g。背面の素材はプラスチックでざらつきのある加工がされており、チープさを感じません。指紋が目立たなくなっているのも◎。ただしディスプレー面は指紋のべたつきが気になります。指紋がつきにくいフィルムなどを貼って対応したいところです。

Fire HD 8 Plus

▲本体背面はつや消しのざらっとした仕上げ

Fire HD 8 Plus

▲ディスプレーにつく指紋がかなり気になる

バッテリー容量はスペックとして公開されていませんが、最大12時間の連続使用が可能とのこと。Type-Cからケーブルでの受電のほか、ワイヤレス充電にも対応しており、別売で専用のワイヤレス充電スタンドも用意されています。

残念ながらワイヤレス充電スタンドは購入しなかったのでテストはできませんが、サードパーティー製のQi対応充電器で試したところ、一応充電はスタートしていました。

Fire HD 8 Plus

▲市販のQi充電器にセットしてみたところ、横位置なら充電がスタートした

ただしQi対応充電台とFire HD 8 Plusの位置合わせに注意が必要で、それぞれに内蔵しているコイルが近くないと充電されません。専用のワイヤレス充電スタンドは縦横どちらの置き方でも充電でき、しかも横向きでのワイヤレス充電中は「Echo Showシリーズ」のように使えるShowモードが起動。スマートディスプレーとしても活用したい場合は、専用のワイヤレス充電スタンドを購入したほうが良さそうです。

カメラは背面のメインカメラは200万画素、フロントカメラも搭載されています。カメラアプリのインターフェースには夜景モードも用意されていますが、カメラ目当てで使うにはやや厳しい画質。ちょっとした記録用の撮影といったレベルです。

Fire HD 8 Plus

▲HDRと夜景モードが用意されている

Fire HD 8 Plus

▲Fire HD 8 Plusで撮影した写真

そのほかWi-Fiはデュアルバンドa/b/g/n/acで、高速で5GHz帯のacにも対応しているのはうれしいポイント。最新のWi-Fi6(ax)には対応していませんが、接続するWi-Fi環境によっては安定した通信が期待できます。

筆者が予約したときは2000円のクーポンが利用できたため、価格は9980円と1万円以下。原稿執筆時もワイヤレス充電スタンドとカバーのセット2000円オフという価格になっており、かなりおトクに購入可能です。

実際の使用感も下手な中国ブランドの激安タブレットを購入すると「使えないレベル」ですが、Fire HD 8 Plusは「価格相応」ではなく「価格以上に使える」レベル。コストパフォーマンスで考えると抜群。ベッドサイドなどで手軽に使うタブレットとしてオススメです。

 
 

 

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