Google Fitbit

Googleは2019年11月にFitbitを21億ドルで買収することに合意したと発表しましたが、その買収はまだ完了していません。テック業界大手の買収、かつ健康データというセンシティブな内容を含むだけに、米司法省も反トラスト法関連で調査を行うなど、規制当局の目も厳しくなっています。

EUの政策執行機関である欧州委員会も、この買収に注目しており、7月20日に独占禁止法やプライバシー問題の懸念に対して、4か月にわたる詳細な調査を開始するか、GoogleによるFitbit買収を認めるのか、その立場を明らかにする予定です。

これに先立ち、Googleは懸念事項の1つであるFitbitのデバイスで計測されたデータの扱いについて、広告には利用しないとあらためて発表しました。

ロイターの取材に対し「この買収はデータではなくデバイスについてのもの。Fitbitデバイスのデータが広告のために使用されることはないというアプローチで、欧州委員会と協力する機会を得たことに感謝している」としています。

Fitbitのデータをターゲット広告に利用しないというのは、買収発表当初から言っていたことではあります。ただ、Fitbitデバイスがプライバシー性が高いデータを収集しているのは間違いなく、規制当局や市民・非営利団体などからは、依然として懸念が表明されています。

Googleの誓約を受けて、欧州委員会が買収を承認するのか、さらなる譲歩を引き出すのか、あるいは結局調査を開始することになるのかはわかりませんが、もし調査開始となると、2020年内の買収完了も厳しくなってくるかもしれません。

source : Reuters