フォートナイト、最低1年はApp Store復活なし?「Appleでサインイン」停止は無期限に延長

翻弄されるiOS版ユーザー

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年09月11日, 午後 01:30 in Apple
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The popular video game "Fortnite" by Epic Games is pictured on a screen in this picture illustration August 14, 2020. REUTERS/Brendan McDermid/Illustration - RC2UDI9H3D1F
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Epic Gamesは9月11日以降、アップルの意向により「Appleでサインイン」機能を使ったEpic Gamesアカウントへのサインインができなくなると警告していました。が、その後に停止が無期限に延長されたと発表しています。

「Appleでサインイン」はApple IDでサインイン済みのデバイスで他社のアプリやWebサイトにサインインする際にランダムなメールアドレスを生成し、個人のメールアドレスを渡さないことでプライバシーを守る仕組みです。アップルがiOSアプリ全てに導入を義務づけていたためフォートナイトなどEpicゲームにも備わっていましたが、これがなくなればサインイン不可となります。

しばらく停止は回避されたかたちですが、いつまで延長されるか不明のため、Epicは引き続きメールアドレスとパスワードを至急更新するようユーザーに呼びかけています。

この揉め事の発端は、EpicがiOS版フォートナイトのアプリ内購入にてApp Storeを介さないディレクペイメント(Epicに割安に支払える)オプションを追加するアップデートを行ったところ、アップルがこれを規約違反としてアプリを削除したことです。Epicが直ちに訴訟を提起すると、アップルは8月末にEpicの開発者アカウントを停止し、さらには損害賠償請求を提起して反撃に出ています。

今回の件で両社が多少なりとも歩み寄る気配があるかといえば、そうでもないもようです。英The GuardianによればアップルはEpicの開発者アカウント削除を知らせるメールにて「最後に、あなたの行為の性質を考慮して、Apple Developer Programへの再申請を少なくとも1年間は拒否することにご注意ください」と申し渡していたとのこと。同社は規約違反の直接支払いオプションを削除すればフォートナイトを直ちに復活させると呼びかけていましたが、実は今後1年間は戻すつもりはないかもしれません。

またアップルが損害賠償を求める訴状で「Epicの訴訟は、お金をめぐる基本的な意見の相違に過ぎない」と主張したことに対して、Epicのティム・スウィーニーCEOはTwitterにて反論。その主張こそが「テック業界の創業の原則を見失っている 」ことの象徴だと述べていますが、「創業の原則」が具体的に何を意味しているかには言及していません。

2つのハイテク巨人が原理原則を巡って激突しているなか、その余波に巻き込まれたiOS版ユーザーが翻弄されているかっこうですが、お金や自由の戦いよりも「違うプラットフォームの友だちと遊びたい」という顧客の願いにも配慮が望まれそうです。

Source:Epic Games,The Guardian

 
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