Apple TV+ Foundation
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アップルがApple TV+オリジナルSFドラマ『ファウンデーション』の配信開始を9月24日に決定しました。あわせて、昨年6月の初公開映像以来となるティーザー予告編第二弾も公開しています。

Apple TV+ の『ファウンデーション』は、作家アイザック・アシモフによる同名の大河SF小説『Foundation』(銀河帝国興亡史)シリーズを映像化した作品。

原作『ファウンデーション』シリーズは、時代を変え舞台を変えつつ壮大な未来史を点描するスタイルや、はるか未来に編纂される歴史書からの引用を散りばめる手法で、スター・ウォーズなど多数の作品に影響を与えました。作者アシモフはギボンの史書『ローマ帝国衰亡史』から想を得ており、作中の帝国や衰退する人類文明の描写は古代ローマを思わせます。

Apple TV+版の脚本・製作総指揮は『ダークナイト』等で知られるデイヴィッド・ゴイヤー、『ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ』、ドラマ版『スノーピアサー』等のジョシュ・フリードマン。制作はリブート版『スタートレック』やネトフリSFドラマ版『オルタード・カーボン』等の Skydance。すでに第一シーズン全10話の制作が完了しています。

アップル、アシモフの『ファウンデーション』(銀河帝国の興亡)をTVドラマ化 (2018年)

原作『ファウンデーション』の舞台は人類が数千万の惑星に版図を広げ、1万年にわたって栄える銀河帝国を築いた時代。独自の理論『心理歴史学』により帝国の崩壊が不可避であることを悟った天才科学者ハリ・セルダンは、帝国の終焉後に訪れるであろう数万年の暗黒時代を千年まで短縮するため、人類文明の存続を保証し復興の基盤となるべき組織『ファウンデーション』を発足させます。

小説『ファウンデーション』の第一部はいまだ強大な銀河帝国と、帝国からすれば怪しげな終末論を唱え秩序を乱す不穏分子であるセルダン、ファウンデーションとの対立が描かれました。

ドラマ版のファウンデーションの予告編でも、ジャレッド・ハリス演じるハリ・セルダン本人、リー・ペイス演じる皇帝とおぼしき人物などが登場することから、少なくとも第一シーズンはこのあたりを描くようです。

しかし独自の掘り下げが伺える帝国の描写や、原作からは役回りを変えていると思われる主要登場人物など、原作をそのままなぞるわけではないことが伝わります。

原作『ファウンデーション』は1940年代から、1992年にアシモフが亡くなる直前まで書き継がれた長大なシリーズ。緻密な構想のもとに全編を完成させたわけではなく、アイデア出しに追われ走りながら考えるタイプの物語でした。

一度は終わらせたはずが読者からの要望で復活させたこと、後年には作者が自身の別シリーズと接続してひとつの世界観への統一を試みたことなどから、全編にわたって「実はこうだった」や、あと付け設定を踏まえると同じ作品でも捉え方が変わる部分が多々あります。

ドラマ版は小説から映像への変換だけでなく、長大な原作をどう切り出すか、シリーズを重ねるごとに膨らんでいった世界をどう再構成するかも見どころです。

Apple TV+のSFドラマ『ファウンデーション』予告編公開。アシモフの銀河帝国を映像化、2021年配信

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Apple TV+ ファウンデーション