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2020年7月23日に、全60試合と大幅短縮する形でようやくの開幕を迎えたメジャーリーグ。しばらくは日本プロ野球と同じように無観客試合が続くことになっていますが、誰もいない観客席は寂しいもので、チームによってはぬいぐるみを置いたり、人をかたどった紙を置いたりと工夫を凝らしています。

こうした誰もいない観客席に対し、2020年7月25日にFOX SportsがCGで描かれた「バーチャル観客」を導入することを発表しました。

バーチャル観客は、Epic Games社製のUnreal Engineを用いた「Pixotope」というシステムを使って描写。これに最新のARテクノロジー、カメラ追跡技術を組み合わせ、無人のスタンドに適切に配置します。観客の着ているレプリカユニフォームは自由に変更でき、ホームランが出た際はウエーブを行って盛り上げることも可能です。

上はFOX Sportsが公開したデモ映像。少し遠くから見れば本物の観客のように見えなくもないデキです。

バーチャル観客は25日のブリュワーズとカブス(ダルビッシュ先発試合)の中継でデビュー。しかし、表示されるまでラグが生じたり、選手の背景にスタンドが少し移った際は観客が表示されていなかったりと、課題は多いようです。

「野球ゲームみたいだ」と否定的な野球ファンはいるようですが、サッカーのスペイン・リーグで起用された「お粗末なバーチャル観客」とは雲泥の差です。

さらに技術が向上すれば、バーチャル観客もよりリアルに、そして本当に観客が入っているかのような野球中継が楽しめるようになることでしょう。もしかしたら、日本でも導入される日が来るかもしれません。

Source:FOX Sports(Twitter)