日本でも10月23日に発売となった、Samsungの新フィットネストラッカーGalaxy Fit2。その名の通り、昨年発売されたGalaxy Fitの後継モデルです。
なお、前モデルではAMOLEDの「Galaxy Fit」と、モノクロの「Galaxy Fit e」の2モデルがありました。今回はAMOLEDのFit2のみとなりました。
オーソドックスなフィットネストラッカGalaxy Fit2
ディスプレイは0.95インチだったGalaxy Fitから1.1インチに大型化。もっと大きな画面に見えますが、上下のベゼルが広くなっています。
ベゼル下部はタッチボタンになっており、ホームボタンとして機能します。前モデルで側面にあった物理ボタンは廃止されており、画面のタップやスワイプ以外では、これが唯一のボタンです。
ウォッチフェイスは、Galaxy WatchシリーズのようにGalaxy Storeから追加できないものの、アプリ上からいくつかは選ぶことが可能です。
背面には心拍センサを搭載。充電は、専用ケーブルを使って背面のPOGO端子で行います。
ちなみに、借り物だったので実際には試しませんでしたが、コア部分はベルトから分離できそうです。カラーバリエーションはブラックとスカーレットの2色ですが、そのうちサードパーティから交換用のベルトが登場するかもしれません。
基本的な機能としては、ランニング、ウォーキング、ダイナミックトレーニング、エリプティカルトレーナー、ローイングマシンの5つアクティビティを自動検出。もちろん、サイクリングや水泳など他のトレーニングも計測できますが、その場合はGalaxy Fit2側で計測開始の操作が必要です。
そのほかとしては、心拍測定やストレス計測、睡眠ログの取得も可能。心拍測定やストレス測定は自動で定期的に測定するか、手動計測のみにするかをアプリ上で設定できます。手動のみにしたほうがバッテリーの持ちは良くなりそうです。
バッテリーの持ちについて、もう少し詳しく説明しておくと、約5日間睡眠ログも取りつつ、つけっぱなしにしていたところ、1日約10%バッテリーを消費しました。なので、約10日間は持つ計算です。
公式サイトでは標準的な使い方で最大15日となっていますが、これは睡眠ログは取得しない場合。おそらくランニングやウォーキングをこまめにする人はもう少しバッテリーを消費すると思うので、大まかに週1回は充電が必要と考えておけば良さそうです。
ちなみに、手洗いリマインダーが標準搭載されているのが、今時のフィットネストラッカーらしいところです。
操作性が高いGalaxy Fit2
ところで、この手のフィットネストラッカーといえば、Xiaomiの「Mi Band 5」も見逃せない存在です。ディスプレイサイズも同じ1.1インチ。価格は4000円台とGalaxy Fit2の約半額です。
機能的にも似たようなものなので、だったら「Mi Band 5でも……」と思うかもしれません。ただ、ディスプレイの見やすさや操作性は、Galaxy Fit2のほうが上だと感じました。同じ1.1インチで、Mi band 5は294 x124ピクセル、Galaxy Fit2は294x126ピクセルと解像度もほぼ同じ。にも関わらず、Galaxy Fit2のほうが文字を読みやすく、操作がしやすいと感じました。
一方、Galaxy Fit2はスワイプしたときの動作が異なり、Mi Band5のように画面表示が瞬時に切り替わるような仕様ではありません。
とくに操作性ですが、Mi Band5は左右にスワイプすると瞬時に表示が切り替わります。一方、Galaxy Fit2はスワイプしたときの動作が異なり、Mi Band5のように画面表示が瞬時に切り替わるような仕様ではありません。
とても微妙な違いなのですが、Galaxy Fit2のほうが、操作している感覚があり、左右どちらにスワイプしたのかわかりやすいです(ひょっとするとMi Band5にもこうした細かい設定項目があるのかもしれませんが、見つけられませんでした)。