ドコモの2021年夏モデルとして、サムスン「Galaxy S21」の東京オリンピック限定モデルが発表されました。サムスンは1998年からオリンピックの公式スポンサーになっており、現時点では2028年のロサンゼルスオリンピックまで契約を結んでいます。携帯電話のスポンサーは1998年の冬季長野オリンピックからで、その最初のモデルは日本向けPDC方式のためNEC N206のOEMモデルでした。

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SamsungとDoCoMoとNのロゴの入った貴重なモデル

オリンピックモデルはその後、携帯電話からスマートフォンへと移行しましたが、Galaxyシリーズになったのは2012年のロンドンオリンピックから。サムスンは2009年4月に「GALAXY S」を発表してから本格的にAndroidスマートフォンに注力しましたが、その発売直後、2010年2月にバンクーバーで開催された冬季オリンピックモデルはWindows Mobileスマートフォンの「Omnia II」でした。当時はまだGalaxyとOmina、どちらが今後主力のスマートフォンになるのか、サムスンとしても判断しにくい時代だったのでしょう。

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バンクーバーモデルはGALAXY SではなくOmnia II

ロンドン以降、Galaxyシリーズの歴代オリンピックモデルは2年おきに登場しています。

  • 2012年 ロンドン:GALAXY S III

  • 2014年 ソチ:GALAXY Note 3

  • 2016年 リオデジャネイロ:Galaxy S7 edge

  • 2018年 ピョンチャン:Galaxy Note8

リオデジャネイロモデルは「Galaxy S7 edge Olympic Games Edition SCV33」として日本でもKDDIが発売しました。

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グローバルで一般販売もされたGalaxy S7 edge Olympic Games Edition

一方、ピョンチャンモデルの「Galaxy Note8 PyeongChang 2018 Olympic Games Limited Edition」は選手や関係者向けに4000台が配られただけで一般販売は無し。一般人が入手数るのは困難ですが、まれに海外のオークションなどに出てくるようです。

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関係者のみが入手できたGalaxy Note8 PyeongChang 2018 Olympic Games Limited Edition

なお開催国の韓国ではGalxy Note8のオリンピック限定モデルが販売され、こちらには専用のカバーが付属しました。

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一般販売向けに登場したGalaxy Note8用の限定オリンピックカバー

今回の東京オリンピックは新型コロナウイルスの世界的なまん延により開催が1年延期されていますが、サムスンは2019年に「Galaxy S10+」の2020年東京オリンピックモデルを発売。開催1年前の発売はピョンチャン同様に日本での開催を盛り上げようという意味合いもあったのでしょう。

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Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L

そして2020年の東京オリンピック開催前には「Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition」が発表されたものの、オリンピック延期により発売は無くなってしまいました。筆者はモックアップを触ったことがあるだけで実機に触れることはありませんでしたが、そのモックアップですらいま思えばもっと多く写真を撮っておけばよかったな、と後悔しています。発表されたにもかかわらず発売されなかったモデル、というのは貴重です。

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Galaxy S20+ 5G Olympic Games Editionのモックアップ

2021年になり、1年延期になった東京オリンピックに対してサムスンはどうするのか、と誰もが考えていたところ、今回のドコモの新製品発表会に合わせて「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」が出てきたのは驚きでした。公式スポンサーなので大会関係者用のスマートフォンを用意するのは当然なのでしょう。

7月の開催を考えるとすでにこの専用モデルは生産にはいっていると考えられます。東京オリンピックモデルの過去2製品がどちらも「+」モデルだったのに対し、今回無印モデルとなったのはコストも考えてのことかもしれません。

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Galaxy S21 5G Olympic Games Edition

東京オリンピックは開催が迫っているものの、開催の見通しは不明です。様々な事情があるとはいえ、日本の感染状況を考えるとオリンピック開催が歓迎できないという意見が出るのは当然でしょう。そのためもしかするとこのGalaxy S21東京オリンピック版も発売されない可能性も十分ありえます。サムスンとしては1つのオリンピックに対して3つのバージョンのモデルを作っただけでも異例のことですが、キャンセルモデルが出るというのはさらにイレギュラーなこととなります。

現状では東京オリンピックの見通しが立っていませんが、2022年2月、すなわちあと8か月後には今度は北京で冬季オリンピックが開催される予定です。

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あっという間に2022年冬季北京オリンピックがやってくる

サムスンも北京オリンピック向けに限定モデルを出すでしょう。順当に行けば秋に発売予定の「Galaxy Note21」(仮称)シリーズになると思われますが、Galaxy Noteシリーズは今後のモデル展開が不透明な状況です。オリンピック関係者に最高のスマートフォン体験を提供するというのが端末提供の趣旨でもありますから、そうなるとNoteシリーズではなく折りたたみモデルになる可能性もあるでしょう。

そう考えるとこの夏登場予定の「Galaxy Z Fold3」(仮称)あるいは「Galaxy Z Flip2」(仮称)が提供される可能性は十分あります。とはいえ横折り式のGalaxy Z Foldシリーズは価格が高く、安価モデルの投入も予想されていますが、本体を使うときに両手を必要とするケースが多く、スポーツ選手には扱いやすいものではありません。

一方、縦折のGalaxy Z Flipシリーズであればポケットに簡単に入りますし、開けば縦長のワイド画面を使えるスマートフォンとなり、写真撮影も片手で楽にできます。Galaxy Z Flip2は価格が初代モデルより安くなるともいわれており、オリンピックモデルとしても出しやすいでしょう。そして一般販売はプレミア感を高めて「Galaxy Z Fold3 Olympic Games Edition」を出す、なんてことも考えられます。

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次のオリンピック向け製品は折りたたみモデルになるかもしれない

オリンピックモデルは楽しみなものの、前提としてオリンピックが安全に開催されるような状況に環境が回復しなくてはなりません。今後ワクチン投与がスムーズに進み、また感染の封じ込めにより新型コロナウイルスが収束に向かうことを願いたいものです。


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