海外では1月29日に発売となったGalaxy S21 Ultra。望遠2つのクアッドカメラも特徴ですが、やはりSシリーズで初めてSペンに対応したというのは大きなトピックです。
ということで、前回のレビューでは触れられなかったGalaxy S21 UltraでのSペンの使い勝手をチェックしてみました。
Sペンは別売りのGalaxy S21 Ultra
Galaxy S21 Ultraは、Sペンが使えるとはいえ、Noteシリーズとは違いSペンを本体に収納することはできません。それ以前に、Sペン自体はオプション扱いで別売りです。
ただ、Galaxy NoteシリーズのSペンはそのまま利用できます。今回はGalaxy Note20 Ultraに付属のSペンを利用しました。なお、Note20シリーズのSペンはBluetooth対応でカメラのリモートシャッターなどに利用出来ますが、Galaxy S21 UltraはBluetooth機能には非対応です。純粋にペンとしてのみ利用出来ます。
ちなみに、Galaxy S21 Ultraの純正オプションとして、専用Sペンを収納出来るケースが発売予定です。本体に収納する都合上、サイズが小さくなっているNoteシリーズのSペンと違い、こちらのSペンはやや大きく、より一般的なペンとして使いやすくなっていそうです。
基本的な使い勝手はNoteシリーズと同じ
Noteシリーズでは、Sペンを本体から抜くと、画面上に専用のフロートアイコンが表示され、そこからノートやスマート選択、翻訳などさまざまなショートカットを起動できます。
当然ながら、本体に収納出来ないGalaxyS21 Ultraでは抜いたことは検知できませんが、代わりにSペンで画面をタップするとアイコンが表示されます。また、Sペンを画面上に持ってきたときにSペンのボタンを押せば、直接メニュー(エアコマンド)の表示も可能です。
使い勝手自体は、Galaxy Noteシリーズで利用するのと変わりません。テキストの上にSペンを持って行くと自動で翻訳してくれる機能なども利用出来ます。もちろん、エアコマンドのカスタマイズなども行えます。
画面がOFFの場合でも、Sペンのボタンを押しながら画面をタッチすれば画面オフメモが起動し、そのままメモ書きが可能です。この辺りもNoteシリーズと同じです。
ざっと使って見た感じでは、Bluetooth機能がないだけで、Noteシリーズと同等機能が利用できるようです。これまでSペンを利用したいためにNoteシリーズ一択。Sシリーズは気になっていたものの手が出せなかったというユーザーには選択肢が増えたと言っていいでしょう。
この先、Noteとの棲み分けがどうなっていくのか心配になってしまいますが、次のNoteはさらに進化したものになる!という自信の表れなのかもしれません。ともあれ、日本での正式発表を期待して待ちたいところです。
ちなみにGalaxy S21 Ultraですが、1月29日から海外版をGalaxy Harajukuで参考展示しているとのことです。サイズ感など気になる人は、緊急事態宣言が解除されてからでも足を運んでみるといいかもしれません。
今回のレビューに使用したGalaxy S21 Ultra 5Gは、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を届け出た上で使用しています。この制度、LTEや5G通信は対象外ですが、SIMカードを挿さず、機能をオフにして、無線LANとBluetoothのみを利用するのであれば制度の対象となります。