Galaxy Watch 4

Wear OS Powerd by Samsungを搭載する初のスマートウォッチ、Galaxy Watch 4を購入してみました。購入したのは回転ベゼルがないノーマル版の44mm径シルバー。人気があるのか出荷数が少ないのか、Amazonや家電量販店などでは売り切れとなっていることが多いですが、1週間ほど前に実店舗で購入できました。

Galaxy Watch(Amazon)

Wear OSになったGalaxy Watch 4

Wear OSを搭載したことで、これまでのGalaxy Watchでは利用できなかったGoogle Playに対応。Googleマップなどのアプリも直接インストールが可能になりました。ただし、Wear OSの上にSamsungのOne UIが被っているため、操作感的にはWear OSらしさといったものは感じません。従来通り、Tizen OSのGalaxy Watchとほぼ同じなので、これまでのGalaxy Watchユーザーも戸惑うことなく乗り換えられると思います。

背面センサーはGalaxy Watch Active 2とあまり変わった印象はありませんが、心拍のほか、血中酸素濃度(SpO2)に対応。なお、日本では規制の関係で利用できませんが、ハード的には心電図(ECG)機能と血圧測定にも対応しています。

Galaxy Watch 4

やや丸っこい印象で、ディスプレイもゆるやかに湾曲していたGalaxy Watch Active 2とは異なり、Galaxy Watch 4のディスプレイはかなりシャープでディスプレイ面もフラットです。

Galaxy Watch 4

このためというわけではないのでしょうが、ベゼルをなぞって疑似的に回転ベゼルとすることはできなくなっています。なお、機能そのものは搭載されており、ベゼルではなく、ディスプレイ面の周囲をなぞれば利用可能です。ただ、操作性の低下は否めません。

回転ベゼルの操作が欲しい場合には、素直にGalaxy Watch 4 Classicを購入したほうが良さそうです。

Galaxy Watch 4
▲アプリ一覧は下から上へのスワイプで表示

左右のスワイプでタイルが切り替わるのは、従来のGalaxy Watchと同じです。

Galaxy Watch 4

面白い機能としては、Galaxy Buds Proとペアリングし、ANCのON/OFFなどをコントロールできます。

Galaxy Watch 4

Google Fitには非対応

Wear OSを搭載することで、Samsung以外のAndroid端末との親和性向上を期待した人もいるかもしれませんが、そこは残念ながら変わってはいません。コンパニオンアプリはGalaxy Wearで、計測データはS Healthとの連携となります。Google純正のWear OSアプリからは使えませんし、Google Fitとも連携できません。

Galaxy Watch 4
▲左:Galaxy Wear、右:S Health

ちなみに、どうしてもGoogle Fitと連携させたい場合には、Health Syncというサードパーティアプリを利用すれば、S HealthとGoogle Fitで同期が可能です。

そんなGalaxy Watch 4ですが、残念ながらiOSでは利用できません。これまでのGalaxy WatchはiOSでも利用できましたが、Galaxy Watch 4は非対応となりました。

ワイヤレスイヤホンのGalaxy Buds ProもiOSに非対応(ペアリング自体はできるものの、専用アプリでのカスタマイズなどができません)になっており、徐々にiOS離れをしている印象です。もっとも、あえてGalaxyデバイスを利用するiPhoneユーザーは少数と考えられ、サポートの手間を考えれば妥当な判断なのかもしれません。

ともあれ、計測データの見せ方・詳細さは、Google Fitの比ではなく、S Helathの格段に優秀な印象です。特に睡眠データについては、これまで通りに非常に詳しくなっています。

Galaxy Watch 4

そして、Galaxy Watch 4では、あらたにいびきの計測に対応しました。ただこの機能、若干使用するのに手間がかかります。というのも、スマートウォッチに搭載しているマイクで計測するわけでなく、スマートフォンのマイクを利用します。

Galaxy Watch 4を装着して睡眠状態となると、スマートフォン側でいびきの計測を開始。いびきをかいたときに、その音声を録音します。このため、寝る際にはスマートフォンを頭の近くに置く必要があり、かつ充電中ではなければいけません。いつも枕元で充電しながら寝ているなら問題ありませんが、そうでないなら寝ている間のスマートフォンの置き場所を考える必要があります。

ちなみに、録音したいびきは、自分で聴くことも可能。普段、自分では気が付けないのでなかなか面白いです。

Galaxy Watch 4
▲自分のいびきを聴けるのはなかなか面白い体験

体組成の計測は数十秒で完了

いびきの計測とあわせて、Galaxy Watch 4で追加されたのが、体組成の計測です。スマートウォッチの側面に指を当てるだけで、15~20秒ほどで計測は完了します。

Galaxy Watch 4
▲側面のボタンに中指と人差し指を添えると計測が開始されます

計測できるのは骨格筋、体脂肪量、体脂肪率、水分、BMIに基礎代謝。それぞれ、前回測定値からの増減も確認できます。

Galaxy Watch 4

計測値がどれくらい正確なのか、基準となるものがないのでなんともいえませんが、寝起きなど、毎日決まった時間に計測すれば体の変化を数値的に感じ取れるかもしれません。

バッテリー持ちは2日弱

スマートウォッチとして重要なバッテリー持ち。Galaxy Watch Active 2は2日程度は持ちましたが、Galaxy Watch 4もほぼこれに近い印象です。朝10時に装着して、翌朝8時にはバッテリー残量が50%程度といったところ。ただ、最近のスマートウォッチでは当たり前になりつつある急速充電には対応していないので、0%からだと満充電には2時間近くかかります。お風呂に入っている間など、小まめに充電したほうがいいのかもしれません。

ちなみに充電台は、Galaxy Watch Active 2に付属ものと同じでした。

Galaxy Watch 4

手堅く進化したスマートウォッチ。ただしWear OSらしさはありません

これまでのTizenからWear OSへと大きく舵を切ったGalaxy Watch 4。これまでよりも豊富なアプリが利用できるのが魅力です。とはいえ、Wear OS自体の成熟がまだこれからということもあり、いまのところは使い勝手が良くなった、操作性が上がったなどの印象はありません。従来のGalaxy Watchが、順当に進化したモデルというのが素直な印象です。

逆に言えば、Galaxy Watch(というよりOne UIでしょうか)の操作性がすでに完成されているので、ベースが変わっても影響がなかったとも言えそうです。

Galaxy Watch 4
▲搭載するソフトウェアバージョン

とはいえ、体組成計測やいびきの録音など、面白い機能も追加されています。Androidで利用するスマートウォッチを悩んでいるのなら、おススメできる機種だと思います。

Galaxy Watch(Amazon)