Galaxy Watch3

日本では10月23日に発売となるSamsungの新スマートウォッチGalaxy Watch3。Galaxy Watch Activeシリーズでは省かれていた物理的な回転ベゼルが復活し、往年のGear Watch、Galaxy Watchで回転ベゼルに慣れ親しんだ人には注目のデバイスです。

そんなGalaxy Watch3を発売前に一足早くお借りしたので、数日という短い期間ですが、実際に試用してみました。Galaxy Watch Active2ユーザーにとっては、買い換えるかどうか悩ましいデバイスです。

Galaxy Watch3にはケース径45mmと41mmの2種類ありますが、試用したのは45mmのステンレススチールモデルです。

ディスプレイは1.4インチ(41mmは1.2インチ)の有機EL。腕をひねらなくても時計が確認出来る常時表示に対応していますが、Galaxy Watch Active2と同様に、常時表示用の画面が用意されているわけではなく、輝度が下がるだけです。

物理的なボタンは側面に2つ。下が電源とメニューボタンで上が戻るボタン。この辺りは従来モデルから変更はありません。

Galayx Watch3

背面には指紋センサ。ハードウェア的には心電図(ECG)と血中酸素濃度(SpO2)の計測にも対応していますが、利用できるのは規制当局の許認可を受けた国のみ。残念ながら、日本では利用できません。Galaxy Watch3の特徴の1つでもあるので、医療情報ではなく参考値程度での扱いでも使わせてほしいところです。

Galaxy Watch3
▲ベルト幅は22mm(41mmモデルは20mm)で市販のものと交換可能

厚みは11.1mmとそこそこ。ちなみに41mmモデルは11.3mmで若干、厚くなります。

Galaxy Watch3

クセになる回転ベゼルの操作感

Galaxy Watchといえばやっぱり回転ベゼル。Galaxy Watch Active2ではタッチ操作による仮想回転ベゼルが搭載されていましたが、やはり物理的な回転は気持ちがいいです。画面をその都度スワイプする必要もないので、画面が小さなスマートウォッチでは操作が捗ります。

カチカチとマウスのスクロールホイールのような感触もあり、回しすぎて画面が行ったり来たりといったこともありません。

基本機能に大きな変化はなし

Galaxy Watch3は、Galaxy Store経由でアプリを追加し、機能を増やすことも可能ですが、基本的な機能としては、各種アクティビティの計測のほか、心拍モニター、睡眠計測、ストレス計測といったあたり。もちろん、メールや着信を含め、スマートフォンからの各種通知も表示できます。

Galaxy Watch3
▲ストレス計測

GPSも搭載しているほか、音楽を本体にダウンロードし、Bluetoothイヤホンとペアリングをし、音楽を再生することも可能です。ランニングやウォーキング時にスマートフォンを持ち運ぶ必要はありません。

Galaxy Watch3
▲コンパニオンアプリはGalaxy Wear(左)。計測値はS Health(右)で確認可能

ただ、これらは従来モデルからできたことばかり。手洗いリマインダーや転倒検出機能などの新機能もありますが、これについてもアップデートによりGalaxy Watch Active2などにも提供されています。

Galaxy Watch3
▲転倒検出はGalaxy Watch Active2でも利用可能

日本ではECGとSpO2計測が利用できないので、実質的に機能的な差異はないと考えて良さそうです。

Galaxy Watch3
▲手洗いリマインダーのHand Wash。指定時間にリマインドしてくれるほか、25秒間の手洗いタイマーも利用可能

ハードウェア的にも、SoCはExynos 9110(Dual-Core 1.15 GHz)で変わっていませんが、メモリとストレージはGalaxy Watch Active2の0.75GB+4GBから1GB+8GBに増量されています。ストレージに多くの楽曲データを入れて、単体で活用したいという人にはいいかもしれません。

バッテリー持ちは通常使用で約2日

45mmモデルのバッテリー容量は340mAhで、これもActive2の44mmモデルと変わりません。Galaxy Watchシリーズは、スマートウォッチの中ではバッテリーの持ちが長いほうですが、GPSを利用せずに心拍モニターと画面の常時表示をON、睡眠計測を利用したところ、日曜の朝に装着して、火曜の朝にバッテリー切れとなりました。ちょうど丸2日、充電せずに使用できました。

睡眠計測を行わなければ、さらに持つとは思いますが、毎日充電しておくのが安心でしょう。5気圧防水でシャワーなどでの利用できますが、入浴の時間に充電する運用であれば、バッテリー切れを気にする必要はなさそうです。

Galaxy Watch Active2からの買い替えは悩ましい

この先、日本でECGやSpO2が利用できるようになるのかは不明ですが、そこを考えないのであれば、Galaxy Watch3の機能はGalaxy Watch Active2と同等です。単純にデザイン、そして何より回転ベゼルを重視するかどうかで選ぶのも良さそうです。

買い替える価値があるかどうかは、正直なところなんともいえませんが、やはりデザインと回転ベゼル次第でしょう。

Galaxy Watch3
▲左はGalaxy Watch Active2(44mmモデル)

ただ、やっぱりECGは気になるところ。今後日本でも使えるようになる可能性はゼロではないだけに、余計に悩ましいです。