Galaxy Z Fold3 5G
Samsung

開催中の Unpacked イベントで、サムスンが折りたたみ画面スマホの新モデル Galaxy Z Fold3 5Gを正式発表しました。

最大の特徴は、Sペンに対応して待望の手書きができるようになったこと。さらにGalaxyスマートフォン初のアンダーディスプレイカメラ、フォルダブル初の防水対応など、最先端の技術と道具としての使いやすさを両立する仕様になりました。

Galaxy Z Fold3 5G
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Galaxy Z Fold3 は、サムスン初のフォルダブル スマホ Galaxy Foldから続くシリーズの三代目。

2019年に発売された初代は美しい大画面が継ぎ目もなく折りたためる驚きと、25万円近い価格で話題になりましたが、柔らかくすぐ傷つくメイン画面、畳んだ状態では狭すぎるカバー画面(外画面)、隙間だらけで水に弱いという、強烈なトレードオフを抱えた実験機でもありました。

発売を延期して改良したこともあり、決して実用に耐えない製品ではなかったものの、不便も含めて半歩先の未来を楽しめるユーザー向けの贅沢品とでもいった位置付けです。

Galaxy Z Fold3 5G
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続く二代目のFold2が初代の大きな弱点を克服した世代だとすれば、最新の Fold3 は待望のペン対応で見開きの手帳のように使え、フォルダブル初のIPX8防水にも対応、カバー画面もリフレッシュレート120Hz、さらにサムスン初のアンダーディスプレイカメラ(ディスプレイの裏側にセンサを隠した見えないカメラ)など、折りたたみの一芸だけでない最新技術を備えた堂々たるフラッグシップに成長しました。

Galaxy Z Fold3の海外価格は1799.99ドルから。そのまま日本円にして約20万円は決して安くありませんが、大幅なパワーアップを果たしながら従来モデルよりも数万円安く、他社のフォルダブルでないフラッグシップに数万円プラスに収まっています。

Galaxy Z Fold3 5G
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Galaxy Z Fold3 の主な仕様は、

  • 開いたメイン画面:7.6インチ2208 x 1768 (縦横比 22.5:18) Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ、最大120Hz アダプティブリフレッシュレート。Fold2と同じサイズで29%明るく。

  • 閉じた状態のカバー画面:6.2インチ 2268 x 832 (24.5:9) Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ。最大120Hzアダプティブリフレッシュレート。Fold2は60Hz

  • 本体サイズ(畳んだ状態):幅 67.1 x 高さ158.2 x 厚み16.0 - 14.4mm

  • 本体サイズ(開いた状態):幅 128.1 x 高さ158.2 x 厚さ6.4mm。Fold 2と同じ画面サイズでわずかに小型化

  • 重量 271g。Fold2より11g軽量化。参考までに、iPhone 12 Pro Maxは228g。

  • プロセッサ:5nm オクタコア(Fold2は7nmプロセス)

  • 12GB RAM、256GB / 512GB内蔵ストレージ(UFS 3.1)

  • 計4400mAh デュアルバッテリー

Galaxy Z Fold3 5G
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カメラは

  • 背面メインカメラ:
    超広角 12MP F2.2 撮像センサ画素サイズ1.12㎛ FOV 123度
    広角 12MP F1.8 画素1.8㎛ FOV 83度
    望遠 12MP F2.4 1.0㎛ FOV 45度 デュアル光学手振れ補正 0.5 - 2x ズーム

  • カバーカメラ:10MP F2.2 1.22㎛ FOV 80度

  • アンダーディスプレイカメラ:4MP F1.8 2.0㎛ FOV 80度

初代Foldは開いたメイン画面の角にカメラのための大きな切り欠きがあり、二代目Fold2 は画面に小さなレンズ穴が開いたパンチホール型でした。

Fold3 では画面の下(裏側)にセンサを隠して、全画面でもカメラが邪魔にならないアンダーディスプレイカメラをGalaxyスマホで初めて採用します。

Galaxy Z Fold3 5G
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そのほか、サムスンいわく「スマホ史上もっとも堅牢」な新素材アーマーアルミニウム製フレーム(強度10%向上)、他社フラッグシップが採用するGorilla Glass 6より50%強い「ゴリラガラス Victus」。メイン画面の表面を保護するフィルムは多層構造を再設計して強度80%向上など。

生体認証は指紋センサを搭載。

ペンはGalaxy Z Fold3専用「S Pen Fold Edition」と、ほかのGalaxyタブレット等でも使えBluetooth接続を備える「S Pen Pro」に両対応します。

S Pen Fold Editionは直径7.7mm、長さ132.1mm、重さ6.7gと小さく、本体には入りませんが専用のカバーに収納できます。

S Pen Proは9.5mm径、173.64mm、13.8gと大きく、可搬性よりも書きやすさや汎用性を求めるユーザー向け。

Galaxy Z Fold3 5G
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ソフトウェアも代を重ねて進化しており、広い画面を有効活用できる専用UIのアプリがサードパーティー含めて拡充するほか、実験的な Labs設定からすべてのアプリでマルチタスクを有効にできるようになりました。

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ノートPCのように半分を立てて机に置いたままビデオ通話しつつ、下の画面に手書きといった使い方も。

畳んだ状態で使うカバー画面と開いたメイン画面のデュアルスクリーンを生かして、写真や動画の撮影時には、大画面プレビューで撮影しつつ、反対側の画面で被写体が構図を確認できる「デュアルプレビュー」など、Foldシリーズならではの機能も引き続き搭載します。

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本体カラーバリエーションはファントムブラック・ファントムグリーン・ファントムシルバーの3色。海外発表での価格は1799.99ドル(約19万9000円)から。

カラーバリエーション・価格ともに海外版のもの。今後発表されるであろう国内版は仕様を含めて変わってくる可能性があります。

強烈な魅力とトレードオフを抱えた超アーリーアダプター向けだった初代から、二代であっという間に弱点を克服し、かつて Galaxy Noteシリーズが担っていたような最先端技術の披露役に定まった印象です。次は畳んだときの重さも半分になるイノベーションに期待します。