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最近、見た目も内容もハードなゲームばかりをプレイしていたので、せめて外面だけでもライトなゲームをやりたい! と思っていたところに、PLAYISMよりアーリーアクセス版がリリースされた「常世ノ塔」の話題を耳にしました。

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本作は個人サークル「//commentout」によって開発されたローグライク2Dアクションゲームで、舞台である塔の構造が毎日変わるのが特徴。萌え系のライトなキャラデザに反し、難易度が高くやりごたえがあるアクションゲームで、アーリーアクセス版ということもあって価格も980円とお手頃。筆者が好きなジャンルのゲームということもあり、さっそくプレイしてみたたところ、かなり楽しむことができたのでご紹介したいと思います。

関連リンク:常世ノ塔(Steam)

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ドットで描かれたかわいいキャラの見た目に反して、難易度はハードです

■24時間でマップが変化、一日のうちに何度も挑めるローグライクアクション

本作の舞台はタイトルと同じく「常世ノ塔」。プレイヤーは異世界から迷い込んだキャラクターを操作し、現実世界に戻るために塔の頂上を目指すという設定です。

本作最大の特徴はステージである塔の内部が24時間ごとにサーバーで自動生成される点。毎日0時に更新され、全世界のプレイヤーが同じ塔を攻略することになります。毎日ステージが変わるので、リプレイ性が高く何度でも遊べるシステムです。同時に、ローグライクを謳ってはいますが、塔に入る度にステージが変わるわけではないので、1日の内に同じステージを何度もリトライできるようにもなっています。

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塔の上を目指して進んでいきます。上に行くほど高難易度に
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ダンジョンには分岐も存在。黒と白どちらかの像を選ぶことに。選択によってその後のマップが変化します

■操作はシンプルだが難易度はハード

塔には4人の操作キャラクターの中から1人を選んで挑みます。各キャラでステータスの違いはありませんが、後述するスキルが異なります。余談ですが、どのキャラクターも色々な要素を盛り込んでおり、キャラデザやエフェクトも魅力的です。

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デフォルトキャラクターである「ココア」は男の娘でメイドという設定です
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ロボット娘の「カナエ」
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ドラゴン娘の「シッポ・デテール」
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筆者のお気に入りはくノ一の「菊理」です

本作の操作はとてもシンプルで、左右の移動とジャンプ、スキルの3つのアクションしかできません。通常攻撃が存在しないため、敵を攻撃するにはMPを消費して発動するスキルを使用する必要があります。 

一度使ったMPは30秒ほどで自動回復しますが、それまでの間は丸腰の状態に。そのため、スキルが使用できない間はジャンプで敵を避けながら進むか、MPが回復するまでその場で待つ必要があります。

ただし、同じ階層にとどまり続けると「カルマ」が増えていき、最大になると死神がやってきてゲームオーバーになる為、待ち続けることは不可能。そのため、敵の攻撃をかわすのが主体のゲームとなっており、どうやって攻撃を避けるか、いつスキルを使用するか、MPを回復するために待つべきか等を考えながらプレイする必要があります。

また、スキルは使用するキャラによって異なるので、そのキャラのスキルが有効となるタイミングで撃たなければいけません。

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菊理のスキルはホーミングする弾
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ココアのスキルはナイフを周りに発生させ、身を守りながら攻撃できるというもの
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スキル発動時のカットインが可愛いです

序盤は敵の攻撃は避けやすく、スキルもMPが回復するたびに使っていけばいいですが、塔の後半になるにつれ難易度はどんどん上がっていき、やたら弾が飛んできたり、道をふさいでいる敵を倒さないと進めない箇所が点在するフロアのような難所もでてきます。

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序盤から登場するサキュバスの攻撃に当たると操作が左右反転。一気に死が見えてきます

難所では、立ち止まって考えたいところですが、カルマによる縛りもあってそれが難しく、かといって無理やり突破しようにも回復手段が殆どないため1発の被弾が重くなっており、「死に覚え」をしながら進んでいくことになります。

何度も同じ塔をプレイしていくうちに、敵の避け方やスキルの使いどころが最適化され、奥に進んでいけるようになるのは成長を感じられて楽しいです。ただ、待つ必要のある場所が多いマップが生成されると、何度もプレイするのが辛く感じる場合もあります。

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一定の階層に進むとボス戦に。弾幕を繰り出してくるので、かわしつつボスの展開しているシールドがなくなるのを待ちましょう
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回復手段は少なく、マップに落ちているアイテムを拾うか、道中にあるショップでドリンクを飲むしかありません

また、道中には「アーティファクト」と呼ばれるアイテムが落ちており、入手することでキャラのステータスをアップさせることができます。現在のバージョンでは効果が薄いため、無理にとる必要はないと思われます。

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ゲーム開始時にはアーティファクトを選択して入手することが可能です

■ゆるいソーシャル性やMODも

本作にはゆるめのソーシャル要素も存在。プレイヤーが死んだ地点には墓石が立ち、ランダムに提示されたメッセージを選択して残すことが可能で、他のプレイヤーが残したメッセージも読むことができるほか、遺品として他のプレイヤーが持っていたアーティファクトを入手できることも。また、日替わりのスコアランキングも存在し、他のプレイヤーと競うこともできます。

更に、本作ではMODを入れることによって、ユーザーが編集したキャラクターを自由に追加することも可能です。ワークショップやSNS等、ゲーム外でも盛り上がりを見せるのではないでしょうか。

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死に際にメッセージを残すことができるほか、こんぺいとうを使えば復活も可能です

まだアーリーアクセスということもあり、アーティファクトの効果が弱いことや、待ち時間の長いステージの生成等、アップデートを期待する部分も多いですが、現時点でかなり楽しめるタイトルとなっています。高難易度アクションゲームが好きなゲーマーには是非プレイして欲しいタイトルです。

本作の正式リリースは2021年春を予定。その際に価格も引き上げるとのことなので、気になる方は今のうちに購入することをオススメします。

 

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