Raymond Boyd via Getty Images
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シボレーはGT3レースでその速さを追求するため、ベース車両となるコルベットのエンジン搭載位置をフロントからミッドに変更するという大胆な手を打ちました。そしていま、シボレー(をブランド展開するGM)は、コルベットの名をクロスオーバーSUV型の電気自動車に冠しようとしています。

コルベットと言えば、シボレーを代表する高性能スポーツカー。しかしBloombergはGMが現在、「Project R」と称する内部計画でコルベットの名を持ついくつかの形態のコンセプトカーを作っているデザイナーがいると、匿名の情報筋からの話として伝えました。これらのクルマは高いパフォーマンスといかにも速そうなデザインをもつコルベットの良さに、実用的な室内空間や収納を持たせようとしているとされ、それを実現する具体的な形態としてまずはスポーティなデザインの電気クロスオーバーSUVが出てくる可能性があるとしています。

スポーツカーを電気SUVにするといって最初に思い出すのは、フォードがマッスルカーの代名詞マスタングをSUVに仕立て上げた”Mustang Mach-E”があります。またランボルギーニも独特なスポーツカーの面影を持たせたSUV”ウルス”を販売しており、GMは、これらと同様の戦略でコルベットの名前を単独のスポーツカーだけでなく、いくつかのラインナップに共通するブランドとして展開しようとしている模様です。

コルベットはミッドシップ化した最新モデルが好調で、2020年の売り上げ高はその前の年から20%増となっています。そしてGMはそのコルベットの低速トルクと燃費を改善するハイブリッド版を開発中だとうわさされています。

GMのデザイン担当VP、Mike Simcoe氏は、GMとLGが共同開発し汎用性の高いUltiumバッテリーアーキテクチャーを採用することで、シボレーのような様々な車種を持つブランドが「フルサイズのピックアップトラック、コンパクトクロスオーバー、さらには高性能車にまで」幅広い電動化モデルを製造できるとCES 2021のプレゼンテーションで述べています。

GMは2025年までに30台のEVをリリースする計画に基づき、新しいロゴマークを発表しました。また来月にはキャデラック初のEVとなる”LYRIQ”、電動ピックアップトラック化する”Hummer EV”、シボレーの元祖電気自動車”Bolt”のSUVタイプ”Bolt EUV”の発表が予定されています。

source:Bloomberg