Google、現実世界にARを固定する永続クラウドアンカー正式提供。ARCore 1.20で

自分で入れたアプリのものしか見えません

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年10月13日, 午後 07:28 in AR Cloud
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Google が ARオブジェクトを現実世界に長期間固定する仕組み「持続クラウドアンカー」(Persistent Cloud Anchor) を開発者向けに提供しました。

現実の建物の壁にグラフィティを描く、特定の場所に案内やメモを残すといったARアプリは、従来のGoogleの開発者向けサービスでは最長24時間で共有の場所ID(クラウドアンカー)が消える仕様でした。

新たに提供される ARCore 1.20からは基本365日、更新すればさらに長くクラウドアンカーを継続させることで、特定の場所にARを残して蓄積して、多くのユーザーが訪れて体験できるようになります。

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「このコードを読み取ると3Dモデルが目の前に現れます」式のARは、Android でも iOS でもOSの基本機能にARが取り込まれたことで、駄菓子のパッケージやチラシでもよく見かけるようになりました。

しかし特別な目印やパターンを置くことなく、しかも複数のユーザーでARを共有してぴたりと同じ場所に共有するには、カメラの画像やスマホの各種センサを使って現実世界の座標や周囲の環境をピンポイントに特定して、ARと現実を重ねる基準点となる「アンカー」を作り、クラウド側に共有する仕組みが必要です。

AR時代を狙って各社が力を入れるこの取り組みのうち、Google が提供するのが「ARCore Cloud Anchor」機能。ARCore の最新バージョン ARCore 1.20 では、このクラウドアンカーが365日まで、サービス提供者側がAPIを通じて更新すればさらに長く Google 側でホストされるようになりました。

現実の特定の場所にかつてあった建造物を再現するようなアプリや、ユーザーがAR世界に作品を残すようなアプリは、ARCore 1.20を使うことでより実現しやすくなります。

ARCore 1.20は Androidだけでなく iOS でも利用可能。ARアプリやサービスを提供する側にとっては、標準の仕組みで継続するARを作りやすくなりますが、あくまでアプリやサービスごとに生成したアンカーの保存期限なので、たとえば有名なランドマークの近くが大量のAR落書きや不適切な3Dモデル、AR怪文書で埋まって見えなくなる、といったことにはなりません (大人気落書きアプリを自分で利用して観に行けばそうなるかもしれませんが)。

一方で、現実の場所から「ここにどんなデジタルデータが重なっているかな」と探せるディスカバリーの仕組みも Google は開発を進めています。


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