米グーグルが以前より開発中と噂される、フォルダブル(折りたたみ画面)タイプのスマートフォン。それに関連すると思われる新たな特許が発見されています。今回見つかったのは、フォルダブルスマホで重要な特殊ヒンジに関連するものです。

特許情報に強い海外ニュースサイトのPatently Appleによると、今回グーグルが米特許商標庁(USPTO)提出した特許は「折りたたみディスプレイ用スライダー付きギアセットによるヒンジ機構(Hinge Mechanism by Gear Set with Slider for Foldable Display Device」と名付けられています。その目的は「フレキシブルディスプレイを保護しながら折り曲げる」こと。

現在の折りたたみディスプレイパネルでは、ディスプレイを曲げたり折りたたんだりした際に、その一部が浮かんでハウジングに接続していない状態が発生します。今回の特許文書の中では、こうした浮きにより不必要な変形や表面の凸凹が発生し、ディスプレイ上の画面が歪んだり、あるいは損傷する可能性があると説明されています。

対して今回のグーグルが提出した特許のヒンジは、ヒンジ部分にスライダー機構とギアを内蔵。デバイス側の回転運動をヒンジで並進運動、つまりスライドへと変換することで、フレキシブルディスプレイが浮き上がったりカールしたりするのを防ぐものとなっています。

フォルダブルスマホのヒンジといえば、思い起こせば、韓国サムスンが折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」をリリースしようとした時、レビューアー向けの先行提供機種でディスプレイとヒンジに不具合が多発し、レビュー機が回収された騒動もありました。

フォルダブルスマホは、現時点ではまだまだ発展途上と呼べるジャンルですが、裏を返せばこうした創意工夫により差を付けられる段階でもあります。グーグルを含む各社による研究開発は今後も続きそうです。


Source: Patently Apple