Portrait of young inattentive girl, distracted by mobile phone. Girl crashed into street post, dropped phone.
Valeriy_G via Getty Images

Google がAndroidに歩きスマホ防止機能「前方注意 / Heads Up」を追加しました。

Google Fit のように各種センサを使った歩行検出により、スマホの使用中に歩くと警告の通知が表示される仕組みです。

現在は Pixel スマートフォンで、ベータ版の Digital Wellbeing アプリをインストールしたユーザーのみ利用できます。

Google Digital Wellbeing Heads Up 前方注意
Google

原理的には、かつて日本で歩きスマホが大きな話題になった際にキャリア各社が導入した「歩きスマホ注意アプリ」「あんしんモード」と同じようなもの。

スマホに集中したまま歩いている人は、エスカレーターで人を追い越したり、狭い歩道を自転車で人を縫ったり、その他もっと深刻な危険行為や道交法違反と同じく「自分は気をつけてるから大丈夫」「安全を確認したときしかやらないから大丈夫」と自分の判断力に絶大な信頼を置いている (うえで、確率的に起こる事故の分母を増やしている) はずで、歩きスマホを一律に警告する機能があっても自分は大丈夫だからと有効にしない気がしますが、「前方注意」はスマホの利用時間管理などと同じ「Digital Wellbeing」機能の一部。

デジタルウェルビーイングはいわゆるスマホ依存の対策や、スマホの悪影響をなんとかする(ためにGoogleは努力していますを対外的に示す)ための機能なので、設定メニューでは「デジタルウェルビーイングと保護者による利用制限」項目に入っています。お子様の安全対策としての歩きスマホ防止は需要が高そうです。

Google Android Digital Wellbeing Heads up feature
Engadget Japan

パーミッションのひとつ「身体活動」は歩行検出機能のため必須。もうひとつの位置情報はオプションで、屋内など安全と思われる場所では警告を出さない機能のためですが、ベータ版の現時点では特に自宅などの場所を指定するメニューもなく、どのようなデータやアルゴリズム、基準で運用されるのか不明確です。

安全のための機能は提供側としても難しく、あくまで追加の支援策として導入しても、警告機能をオンにしたのに警告がなかったから事故を起こしてしまったと主張するユーザーから責任を問われる可能性があり、Googleは「設定にかかわらず、常に気を配るようにしましょう」と注意書きを添えています。

現在は自動車の安全運転アシストや自動運転機能がカメラやレーダーで歩行者を見分けようとしているように、いずれは高精度な位置情報や、端末同士や環境との通信、SoliレーダーのようなセンサやAIが進化すれば、スマホやウェアラブル端末が前方の段差や後ろから接近する危険な移動体、落ちてくる鳥のフン、飛んでくる看板やスナイパーライフルの弾丸などを警告してくれる時代になりそうです。

Portrait of young inattentive girl, distracted by mobile phone. Girl crashed into street post, dropped phone
Valeriy_G via Getty Images

ストック写真が良すぎたのでもう一枚。

Google starts rolling out "Heads Up" in Digital Wellbeing to stop distracted walking