カスタマーサポートなどに電話をかけても、なかなかオペレーターに繋がらず、何十分も保留音を聞き続ける……といった経験をしたことがある人は多いでしょう。これは米国でも同じようで、とある概算によれば、全州での集計では1週間あたり1000万時間以上も保留に費やされていたとのこと。
この時間を少しでも節約するため、GoogleアシスタントにHold for Meという機能が追加されます。
これは、Googleアシスタントがユーザーの代わりに保留待ちをしてくれるという便利機能。もし電話に誰かが出たら、その時点で音や振動で教えてくれます。保留時間を短くするのではなく、その時間をユーザーが有効活用できるようにするというアプローチです。
一口にGoogleアシスタントが保留待ちをするといっても、保留音は様々で、途中でアナウンスが流れることもあります。これに対応するため、Hold for Meでは予約代行を行うDupluxの技術を使用。Google側は、保留音だけではなく、録音されたメッセージなのか、人が出たのかの違いも認識できるとしています。
なお、このHold for Meはデバイス上で処理されるため、ネットワーク接続は必要ありません。さらに、ユーザー側が明示的に機能改善に役立てることを選択しない限り、音声がGoogleと共有されたり保存されたりはしないとのことです。
Hold for Meは、米国でPixel 5とPixel 4a(5G)の早期プレビューとして利用可能になり、今後数ヶ月でより多くの人に提供予定としています。日本ではベースとなったDupluxも展開していないので、Hold for Meの日本での利用は難しいかもしれませんが、非常に便利な機能だけに早期導入を期待したいところです。
Hold for Me saves you, and your ears, hours of elevator music.
— Made By Google (@madebygoogle) September 30, 2020
When you’re put on hold, Google Assistant will wait and notify you when someone comes on the line, ready to talk. You’ll like it, unless elevator music is your jam.https://t.co/Jieau9GfMQ #LaunchNightIn #Pixel5G pic.twitter.com/Ap6V4eJfq8
source: Google