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現在位置を把握する上で、スマートフォンのGPSはとても便利ですが、高い建物に囲まれている場合など、GPSが不安定になることもあります。そんなときに目にするが、スマートフォンを8の字に回転させるコンパスの補正。人前でやるのが微妙に恥ずかしかったり、そもそも動かすのが面倒だったりするのですが、これの代わりとして、ARを利用した位置情報の補正が行えるようになりました。
Googleマップの徒歩ナビゲーションで利用出来るARナビ「ライブビュー」の機能を利用するもので、周囲の建物をカメラで映すことで、現在位置を特定します。
Googleマップ上の現在位置を示す青い点をタップするとメニューが表示されるので、その中から「ライブビューと調整」を選ぶとカメラが起動。周囲のARナビの場合と同じく建物などを映すと、現在位置が特定されます。
Googleはこの機能のアイデアを2019年2月にブログ記事で紹介していましたが、当時はまだあらゆる天候や状況で使えるようにするため改善が必要だとしており、それがようやく実用段階に来たと言うことができそうです。
いまのところiOSでは利用できず、AndroidのGoogleマップでのみ利用可能です。また、ARを利用するので、すべての端末で利用できるわけではなく、ARCore対応機種に限られます。
source: 9to5Google