Google Maps 8bit
ciciplusplus

今から遡ること9年前の4月1日、Googleはファミコン版「Googleマップ 8ビット」を発表しました。そこで言及されていたファミコン実機で動くカートリッジ版もゲームボーイ版もエイプリルフールネタゆえに、当然ながら実現していません。

そうしてすぐに忘れられた冗談を本当に実現し、ファミコン(海外版のNES)実機で8ビットRPG風に変換されたGoogleマップを動かす猛者が現われました。

YouTuberのciciplusplus氏が参考にした手法は、TheRasteri氏による「ファミコン実機で動くDOOMのカセット版を作る」というガイドと、Alastair Aitchison氏による「Bing Mapsの航空写真を『ゼルダの伝説』のような世界地図に変換する」という試みの2つです。

どうやってGoogleマップを8ビット世界に変換しているかといえば、まずGoogleマップで生成された画像を16x16のグリッドに変換し、全てのグリッドの色を平均化した上で、ファミコン版『ドラゴンクエスト』(北米版は『Dragon Warrior』)らしきタイルに置き換えるというぐあいです。

この「Googleマップ 8ビット」に使われたハードウェアは非常にシンプルで、正規のファミコン用カートリッジにRaspberry PiやFX2LPマイクロコントローラーを組み合わせたものです。まだ中身がむき出しではありますが、最終的には全てのパーツをカートリッジ内に収納し、ファミコンにセットすれば完全に動作するようにする予定とのことです。

記事執筆時点では、おなじみ十字キーのコントローラーで欧州から日本まで地図をスクロールでき(主人公の姿はありませんが)ズームインやズームアウトもできます。さらに、いずれは特定の場所を検索できるなどの機能を含むアップグレードも検討している模様です。

何かの実用になるわけでもありませんが、ハイテク大手Googleが一回きりのジョークとして放置していた夢の企画を、一個人が引き継いで実現にこぎ着けたのは痛快とも思えます。すでに生誕38年目を迎えたファミコンは、今後も無限に進化し続けていくのかもしれません。

  

Source:I made Google Maps 8-bit for NES because Google wouldn't(YouTube)

via:Gizmodo(US)