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GoogleとMicrosoftが、ブラウザ間の互換性問題を解決するすため協力を発表しました。ソフトウェアコンサルタントのIgaliaなどのウェブコミュティとともに、Compat 2021と呼ぶ取り組みを実施します。

ブラウザの違いによる表示崩れなどは、ウェブ開発者にとっては頭の痛い問題です。そこでCompat 2021では、MDNブラウザ互換性レポートなどの調査により、ブラウザの互換性問題で優先順位が高いとされる5つの問題、CSS FlexboxCSS GridCSS position:stickyCSS aspect-ratio propertyCSS transformsについて取り組みます。

CSS Flexboxは多くのWebサイトで利用されていますが、ChromeやEdgeのレンダリングエンジンであるBlinkと、SafariのレンダリングエンジンWebKitにはバグがあり、auto-hieght指定した場合に画像が正しく表示されません。また、CSS Gridは、文字通りグリッドレイアウトのために使用されますが、グリッドレイアウトのアニメーション機能はFirefoxのレンダリングエンジンGeckoではサポートされているものの、BlinkとWebKitでは非対応です。同様に、ビューポートの端に表示させるスティッキーや、アスペクト比の指定、アニメーション表示など、ブラウザ間で表示に一貫性がない状況です。

取り組みの状況は、WEBプラットフォームテストダッシュボード(Wpt.fyi)で公開されており、Chrome/Edge、Firefox、Safariの開発版と安定版について、それぞれの対応状況を100点満点で評価しています。

Compat 2021に協力しているigaliaは、WebKitの開発にも貢献しており、組み込みWebKitの公式メンテナーでもあります。当然、Compat2021での取り組みはWebKitにも反映されると考えられますが、Chromium(Blink)が優先されるのは仕方がないところでしょう。ブラウザ間での互換性問題がなくなる、あるいは小さくなっていくのは歓迎ですが、それがChrome(Chromium)による他ブラウザの駆逐という形にならず、多様性を保ったまま改善されるのを期待したいところです。

Source: Google, Microsoft