Pixel 5a

Googleは最新スマートフォン「Pixel 5a(5G)」の新たなCM動画を公開しました。この動画は3.5mmイヤホン端子に焦点を当てたものですが、その語り口がアップルの元デザインチーフであるジョニー・アイブ氏のiPhoneやMac紹介ビデオをパロディにしたと思しきことが話題を呼んでいます。

この動画は、Pixel 5aのイヤホンジャックが「丸い」デザインであることを大仰に、2分にわたってアピールしたものです。しかし、凡人の目にはささやかに見える工夫を詩的な言葉で柔らかな口調で話すさまは、かつてアイブ氏が自らナレーションを担当した新製品紹介ビデオそのもの。YouTube動画の説明文も次のようなありさまです。

この完璧なまでにシンメトリーな技術的驚異を「ヘッドフォンジャック」と呼ぶのは、控えめな表現に感じるかもしれません...しかし、技術的にはそう呼ばれていますので...まあいいでしょう。見てください。5G対応のGoogle Pixel 5aに搭載されたヘッドフォンジャックを。

要は「このイヤホン端子の穴は丸い」ということを、様々なレトリックや凝ったCGを交えて繰り返し語っているわけです。ちなみにアイブ氏がアップル在籍時に出演し、瞑想に誘いそうな演出がピークに達したと言われるのが12インチMacBookの紹介映像でした。

また米CNETは、英国出身であるアイブ氏による「アルミニウム(aluminum)」の発音を、Googleの動画は2箇所も使っていると指摘しています。アイブ氏ご本人による発音は、下記Apple Watch Sportの紹介動画で確認できます。

すでにアイブ氏は2年前にアップルを退社しており、今になってGoogleがアイブ氏を真似た動画を作った意図はよく分かりません。とはいえ、イヤホン端子はほとんどのハイエンドスマートフォンで廃止されている中では逆に希少価値ともなっており、有線オーディオにこだわるユーザーに訴求する意義はありそうです。

自社デバイスのイヤホン端子を売込むためにアップルをからかった企業は、Googleが初めてではありません。が、あからさまにiPhoneを引き合いに出すと自社も廃止したときにツッコミを招きかねないため、あえて「分かる人だけに分かる」スタイルにしたとも憶測できそうです。

ちなみにアイブ氏が顔出しあり、ないし声のみで出演しているアップル新製品紹介ビデオの数々はこちらのページにまとめられています。「コンピューターは絶対セクシーなことができます」と発言している若かりし頃のインタビューを含めてご参照ください。

Source:Google(YouTube)

via:CNET,MacRumors