Googleの完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」がいよいよ8月20日に発売されます。本機はApple「AirPods Pro」のようにノイズキャンセリング機能を備えませんが、音量を自動調節する「アダプティブサウンド」機能を搭載しています。どれくらいの精度なのか実機で検証してみました。
アダプティブサウンド機能は、イヤホン本体が周囲のノイズを検知して、音量を最適なレベルに自動調節するというもの。利用するには、Pixel Buds と対応するスマホをBluetoothでペアリングする必要があります。設定メニューにアダプティブサウンド機能の項目がない場合は、別途、Pixel Buds アプリをダウンロードしましょう。
Pixel Buds を耳に装着してアダプティブサウンド機能を実際に試すと、音量が穏やかに切り替わるため、違和感どころかアダプティブサウンド機能を使っているような感覚すら感じませんでした。ですが、静かな自宅から騒がしい街中に移動してみると、音量がかなり上がっていることに気づきました。逆に、静かな環境に移動すると音量が極端に小さくなるので、聞き取りにくいと感じるかもしれません。
アダプティブサウンド機能を好まない方は、設定メニューや Pixel Buds アプリからオフに切り替えておくか、Pixel Buds 本体のタッチセンサーを利用して手動で音量調節しましょう。
ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンはアップルやソニーなどが台頭していますが、その多くは2万円台後半〜と高価であることがデメリットと言えるでしょう。一方、Pixel Buds は、ノイズキャンセリングによる遮音効果には及びませんが、アダプティブサウンド機能を使うことで、ある程度の遮音性は確保できると思われます。
また、製品の箱に同梱されるS/M/Lサイズのイヤーピースを使うことで付け心地を微調整できるため、耳の奥までしっかりフィットすることでしょう。『ノイキャンは要らないけれど税込2万円台の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい』──という方は、Pixel Buds を検討してみるのも良いかもしれませんね。
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