Google、自撮りフィルターのガイドラインを作成。デフォルトでオフを推奨

美を想起する言葉の使用も非推奨

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年10月2日, 午後 03:30 in digital wellbeing
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もはやスマートフォンでは当たり前となった感もある、自撮りでの美顔や美肌などのフィルター機能。せっかくなら、少しでも綺麗に写真を残したいという気持ちは理解できるものの、Digital Wellbeing的にはあまり良くないというのがGoogleの考えです。

Googleが4か国で複数の調査を実施し、世界中の子供やメンタルヘルスの専門家と話し合った結果、フィルター機能が精神的健康に悪影響を与える可能性があることがわかったとのこと。特にフィルターがデフォルトでONになっている場合に影響が大きいようです。加工された状態が美しいのなら、素の自分が劣っていると考えてしまうわけです。

このため、Googleはフィルター機能に関するガイドラインを作成。まず、フィルター機能自体をデフォルトではオフにすることを推奨しています。Pixel端末のカメラにもフィルター機能は搭載されていますが、この考えに基づいてデフォルトではオフになっているとのこと。

また、フィルターの文言についても、「美化」や「修正」など美しくすることを想起させる言葉は使わず、「ナチュラル」や「スムーズ」など中立的な言葉を使うようにとしています。これは、元が劣っているから修正する(美化する)ということを示唆しないように、そして加工後の画像に不必要に価値判断を与えないためです。

これらのガイドラインは、まずPixel 4a、Pixel 4a(5G)、Pixel 5のカメラアプリに適用されます。フィルターは引き続き利用出来るもののデフォルトではオフに。また、そのフィルターがどのような変更を加えるのか、詳細な説明も表示されるようになります。

Googleだけがガイドラインを守っても意味はありませんが、Googleは、Snapchatは信念を共有しているアプリだと指摘。SnapchatのKens Studioツールは顔の加工に中立的な言葉を使っており、この分野での改善を継続することを約束しているとしています。

本当にそこまでする必要があるのか、今後議論の余地はありそうですが、自己を貶めない(自己肯定感を高める)という点では意味のあることなのかもしれません。

source: Google(1),(2)


 

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関連キーワード: digital wellbeing, retouching, google, selfie, android, news, gear
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