「割れと傷」2つの耐性を両立したスマホ向けガラスGorilla Glass Victus発表

Galaxyなど2021年モデルから順次採用

矢崎飛鳥
矢崎飛鳥, @ACCN
2020年07月28日, 午後 01:00 in Gorilla
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「ゴリラガラス」の名は、みなさんも一度は聞いたことあるかと思います。スマホの画面やガラスプロテクター製品に採用されているコーニング社のガラス製品群です。この度、Gorilla Glass 6に次ぐ新製品として「Gorilla Glass Victus」が発表になりました。

「Victus」は(生き残る)という意味。コーニングの渡辺氏は、「2018年に登場したGorilla Glass 6までは、割れにくさもしくは擦傷(表面の傷)耐性のどちらかに集中し強化してきましたが、組成や化学合成を見直し両方のレベルを極限まで上げることに成功した」と言います。

コーニング社日本地区担当セールスマネージャ渡辺亮氏

スマホガラスの落下に対する耐性は、擦傷に対する耐性とトレードオフの関係にありました。要するに割れにくくするほど、表面の傷耐性が弱まるということです。割れのほうがクリティカルなので、そうなるのは仕方ありませんが、保護フィルムやガラスプロテクターを貼っていないと不安で仕方ありませんよね。

両方を強めたというこのGorilla Glass Victusですが、これでまでのスマホと比較し、どの程度頑丈になったのか? これを証明するビデオも公開されています(ほとんどのテストで、Victusのほうがより強い力を加えられています)。

ドロップタワーテスト(地面に落下させるテスト)


ヌープスクラッチテスト(ダイヤモンドで表面に摩耗を掛けるテスト)


リテインドストレングテスト(割れるまで一定の力をかけるテスト)


スラッパーテスト(壁に当てるテスト)

画面割れに関しては、強度に問題のあった2.5Dディスプレーにも効果があるということが動画から見て取れます。

上記の動画は一般的なガラス製品との比較ですが、同社のGorilla Glass 6と比較した場合でも落下耐性が約2メートル(Gorilla Glass 6は1.6メートル程度)に、擦傷に対する耐性が約2倍に向上しているとコーニング社は説明しています。

コーニング社シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ジョン・ベイン氏による紹介ビデオ

私個人的には、これでもう保護フィルムやガラスプロテクターは不要になる……とまではいかない気がしますが、割れと擦傷双方の耐性を上げていくというフェーズに入ったことは、とても大きいと感じています。

Gorilla Glass Victusは、サムスンを皮切りに2021年以降発売のデバイスに順次搭載されていく見込みです。

 
 

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