Apple TV 4K
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これまでのアップルのスマートホーム製品への取組みは順調とは言えず、今年初めには大型スマートスピーカーの初代HomePodが販売終了となっています。それでもなお、Apple TVとHomePodとFaceTimeカメラを一体化させた製品が、2023年発売に向けて準備中との噂が報じられています。

ウワサの発信源は、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者です。Gurman氏は自らのニュースレター「Power On」の最新号で、アマゾンやRokuとの(メディアストリーム端末市場での)競争が激しくなり、アップルの技術革新が不足しているなかで、Apple TVは「無意味になった」との考察を述べています。

Apple TVを「再発明」するには「より手頃な価格の製品を作る」「既存モデルの価格を下げる」あるいは「現在の価格に見合うだけの機能を追加する」といった方法が考えられます。しかしGurman氏がアップル社内のエンジニアに聞いたところ、これらはすぐには起こりそうにないとのことです。

ほかGurman氏はApple TVのテコ入れ案として、4K対応した安価な「スティック」バージョンを作るなどを挙げていますが、そちらもすぐに実現の見込みはなさそうです。特にアップルのエンジニアたちが、自社に強力なリビングルーム用ハードウェア戦略がなく、社内にはあまり楽観的な見方はないと語っていると伝えられています。

そう前置きした上で、Gurman氏はアップルがApple TVとHomePod、FaceTimeカメラを一体化させた製品が早ければ2023年にリリースするとの予想を述べています。この見通しはGurman氏が今年3月に「画面とカメラ」を搭載した新型スピーカー、4月に「Apple TVの機能にHomePod相当のスピーカーやマイク、カメラを内蔵し、スマートホーム機能を強化したデバイス」に言及していたことの再確認となります。

このスマートホーム機能ぜんぶ載せ製品はアップルのリビング戦略における切り札となりそうですが、果たして劣勢を一気に覆すことができるのか。2020年末には(iPhone 13と同じ)A14搭載で「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」に匹敵するゲームも準備中との噂もありましたが、実際に発売された新Apple TV 4Kは2世代前のA12に留まり、新型リモコン「Siri Remote」以外は目立ったアップデートがありませんでした。

新Apple TV 4Kは高すぎるとの批判を受けて、アップルは「とてつもない価値」があると反論していましたが、自社ブランドの価値を守るためには値下げは難しいのかもしれません。

Source:Bloomberg

via:9to5Mac