PC版ホライゾン ゼロ ドーンは「賛否両論」デビュー、不具合は「最優先で改善」を約束

PS4 Proでも30fps固定

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年08月12日, 午後 07:14 in news
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Horizon Zero Dawn
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ソニーがPS4独占の看板タイトルをPCに持ち込んだ『ホライゾン ゼロ ドーン』の Steam版は、売れ行き好調ながら不具合報告も多い波乱のスタートになりました。

『ホライゾン ゼロ ドーン』は、2017年にプレイステーション4独占の目玉タイトルとして発売され世界1000万本を超えるヒットとなったSFオープンワールドRPG。開発はソニー傘下のスタジオ Guerrilla Games。

ソニーの新戦略で2020年8月にリリースされたSteam版は、PCで遊べること自体が驚きの期待作として発売直後からセールスランキング上位をキープするる一方、Steamのユーザーレビュー評価は「賛否両論」。

これはゲーム内容の評価以前に、インストール中や最適化中・プレイ中に頻繁にクラッシュする、進行が巻き戻されるという一部プレーヤーの報告や、フレームレートが謎の理由で落ちる、不安定になる、要件を余裕で満たすGPUでも、他のマルチ作品ではPS4 Proに圧勝する性能のGPUでもなぜかパフォーマンスが同等以下になるといった不具合から低い評価をされているようです。下げているレビューはほとんど技術的内容。

開発元 Guerrilla Games は発売翌日、こうした反響に対して「一部のプレーヤーが経験しているクラッシュやその他の技術的問題」については認識している、自社の最優先課題として調査し対応すると答えています。

頻発することもまるで発生しないこともあるクラッシュとは別に、グラフィックまわりのバグや不具合と思われるものは、おなじみ Digital Foundry の分析動画でよくわかります。

特に参考になるのは、グラフィックオプションの影響についての説明が終わった後半から。細々とした謎の挙動やフレームドロップ、60fps以上を維持できるGPUでも30fps固定になっている一部のアニメーション要素など、不具合らしきものから仕様と思われるものまで。

なおPS4版のホライゾン ゼロ ドーン は、PS4 Pro で動かすとチェッカーボードレンダリングの4Kをターゲットにする解像度優先か、パフォーマンス優先かを選択できるものの、パフォーマンス優先にしても解像度を下げてより安定した30fpsになるだけで、それ以上や60fps上限は設定できません。

PC版で遊ぶ理由が高フレームレートなら、多少不安定でもターゲット60fpsを出せていれば、あるいは30fpsを大きく上回る数字ならば、少なくともPS4 Proよりはおおむね滑らかだと納得する考え方もあります。

しかし心配なのは、動作要件を満たし、性能的には問題なく滑らかに動くはずのGPUでも、おそらくは最適化不足から大きくパフォーマンスが落ちる場合があること。Digital Foundry では、同じ Decima エンジンのデス・ストランディングを1080p60fpsで快適に動かせるGTX 1060構成であっても、ホライゾンでは設定を詰めたうえで不安定な 1080p30fpsやそれ以下に落ちる例を示しています。

特に PS4 (Pro) でプレイ済みのファンが、ミッドレンジGPUでもさすがにPS4 Proよりは上だろう、今度は高解像度高フレームレートで遊びたいと購入して同等以下では目も当てられません。

(もちろん、単にPS4を持っていない・マウスで遊びたい等の理由から、本来の性能ではなくコンソールと同等以下のパフォーマンスでも良いプレーヤーもいるとは思いますが)

いずれにせよ、ゲリラが「最優先課題」として不具合解消に取り組むと宣言している以上、クラッシュや進行リセットで泣きながら進めるよりはパッチを待ったほうが良さそうです。

Steam:Horizon Zero Dawn™ Complete Edition

余談ながら、PS4版のセーブデータを同期したりインポートする機能は(いまのところ)ありません。PCゲームの場合、あるいはXbox の PlayAnywhere タイトルの場合など、途中で止まっていたゲームを代替わりしたハードで改めてプレイしたり、一周目とは見違える高画質設定で「強くてニューゲーム」といった遊び方もありますが、ソニーも引き続き PSとPCのマルチ展開を進めるならば、いずれは何らかの方法でセーブ互換性やクロスプレイまで踏み込んで欲しいものです。

さらに余談。ホライゾンの Steam 売上ランキングトップを阻んでいるのは、Devolver Digital の「Fall Guys」。ソニー作品ではないもののコンソールでは今のところプレイステーション独占で、しかも PS Plus加入者には追加費用なしのフリープレイ配信されたため一気にプレーヤーが増え、配信や話題が増えていることも、 Steamでの売上トップに貢献していそうです。

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