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米AppleはWWDC 2021で、tvOS(Apple TV)とM1 MacにソフトウェアアップデートでSpatial Audio(空間オーディオ)の提供を予告しました。この機能はAirPods、AirPods Pro、AirPods Max利用者に3D空間オーディオを提供すると説明されましたが、より詳しい情報が明らかにされています。

まず、Spatial Audio機能そのものはステレオ、5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosコンテンツいずれでも機能するとのこと。上記いずれのイヤホン、ヘッドホンを使っているかに関わらず音場を拡げ、部屋全体に音が広がるような感覚を提供します。

そのうえでへッドトラッキング機能は、ユーザーがしばらく同じ方向を向いている(つまり画面を注視)していることを検知し、その状態を正面に設定することで、頭部が別の方向を向いたときに、イヤホン/ヘッドホンの左右のチャンネルのバランスを変えて一定方向から音が聞こえているのを再現します。ふたたびユーザーが立ち上がって動き回れば、この機能はユーザーの向いている方向にあわせて自然な方向から音が聞こえるよう調整を行います。

なお、Apple TVにAirPodsを接続するのには手間はかかりません。それらペアを使える状態にすれば、画面にポップアップが表示され、OKするだけです。またiOS 15のSpatial Audio機能では、もう少し細かい調整が可能になっているとのこと。

この秋に来るAirPodsアップデートでは、Spatial AudioのほかにもAirPods Proで軽度の聴覚障害がある人が相手の話し声を聞き取りやすくする 「Conversation Boost」機能や、優先度の高い通知を読み上げる「Announce Notification」機能などが提供されます。

ちなみに、WWDC 2021発表直後ではまだ開始していないとお伝えしていたApple Musicのロスレスオーディオ配信は、やはり一部ユーザーから徐々に提供を開始している状況のようです。具体的には、Apple Musicで対象となるアーティストの作品のカバーアートの下にロスレスオーディオのアイコンが表示されていれば、ロスレスでのストリーミングが可能とわかるようになっています。またiOSの場合は「設定」アプリの「ミュージック」の項目にある「イコライザ」の設定の上に「ドルビーアトモス」と「オーディオの品質」の項目が現れていれば、適切に設定することでお使いの環境でもそれらが利用できるはずです。もしiOSのソフトウェアアップデートが来ていれば、それをインストールしてから確認してみると良いでしょう(バックアップもお忘れなく)。ただし、言うまでもなくBluetoothを通じた再生ではBluetoothのコーデックに応じた音質に低下します。WiFiとAirPlayに対応するスピーカーの場合はCD音質のロスレス再生が可能です。ハイレゾ音質を楽しみたい場合は、対応するヘッドホンや外部接続のDACなどをご利用ください。