Ryzen 4000U搭載の15型も。日本HPが高級13型と15型ノート4シリーズを刷新

日本でも勢いづいています

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年06月30日, 午後 04:20 in note pc
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HP ENVY 13

6月29日に日本HPが開催した、リモートでの新製品発表会より。今回はPCとワークステーションが合計12シリーズ(それぞれ8シリーズと4シリーズ)に加え、新世代VRヘッドセット『HP Reverb G2』など、非常に多くの製品が登場。

米国での主力ラインナップがほぼそのまま日本でも発売となっており、「日本でも勢いづくHP」を感じさせるものとなっています。

とくに注目度が高い「片目で2K、両目で4K」なSteamVR対応VRヘッドセット、HP Reverb G2AMD Ryzen 4000U搭載13.3インチモバイルノート『ENVY x360 13』(2020年版)は別記事で、また路線変更でクリエイター向けとなった15インチノート『ENVY 15』、そして32インチ画面一体型デスクトップ『ENVY All-in-One 32』はまた別の記事で紹介していますが、その他のモデルも注目できる性能と実力を備えたものとなっています。

ここでは、13.3インチモバイルノート『ENVY 13』(2020年版、上写真)と高級15インチノート『Spectre x360 15』、そして15インチの360度ヒンジ搭載ノート『ENVY x360 15 (AMD)』『HP ENVY x360 15 (Intel)』の4シリーズについて紹介します。

なお、ENVY x360 15が2シリーズとなるのは、「CPUのメーカーによって別シリーズとカウントされる」パターンのため。AMD版はRyzen 4000Uシリーズを、Intel版は第10世代Core iのうち“Ice Lake”のほうを搭載します。


長時間駆動ノートがナローベゼルでコンパクトに――ENVY 13

HP ENVY 13

まずはENVY 13(2020年モデル)から。大枠としては「TDP 15W版CPUを搭載する13.3インチのモバイルノートPC」となるモデルです。

発売時期は7月下旬以降、価格は11万4800円(税別)から。本体カラーはペイルゴールドの1種類。なおグレードに関しては、現状では『スタンダードモデル』1種のみとなっています。

現行モデル(2019年版)と比較した際の特徴は、4辺ナローベゼル設計により奥行きが16.86mm減少し、本体の底面積が縮小された点。HP側は「11インチ機と同等のフットプリント」と謳います。合わせて画面占有率は88%まで増加。画面への没入感も上がっています。

ディスプレイパネルも、フルHD解像度で最大輝度400nit、sRGB 100%の色域と、昨今の水準と呼べるレベルのタイプです。

CPUには、“Ice Lake”の開発コードで知られる、インテルの『Core i5-1035G4』を採用。GPUはCPU内蔵のIris Plusタイプ。2019年モデルでは同じ第10世代Core iでも“Comet Lake”のほうだったため、GPU性能が向上します。RAMは8GB(増設不可、DDR4-3200)、ストレージは256GB SSD(NVMe/PCIe接続)と、このあたりも水準以上。

もう一つの特徴は、バッテリー駆動時間が公称で最大17時間30分と長い点。さらに拡張端子としてThunderbolt 3を搭載し、無線LANはWi-Fi 6に対応します。

本体サイズは306×194×16.9mm(幅×奥行き×厚さ)、重量は約1.3kg。

Source:ENVY 13 販売ページ


液晶でも有機ELでも4K画面――Spectre x360 15

HP Spectre x360 15
▲HP Spectre x360 15。今世代は13インチ版と同じく、画面占有率90%のナローベゼル設計がポイントです

『Spectre x360 15』は、360度回転ヒンジを搭載する15.6インチノートPC。大枠としては、「CPUにTDP 45W版のインテルの第10世代Core i Hシリーズを、GPUにはNVIDIAのGeForce GTX 1650 Ti(Max-Q)を搭載する2kg級のノートPC」と位置づけられます。

発売予定は7月下旬で、Web直販価格は22万7800円(税別)から。

特徴となるのが、基本構成モデルでも4K画面にGeForce GTX 1650 Ti、Core i7-10750H(6コア12スレッド対応)、RAM 16GBと、性能レベルが高い点。20万円超えと考えると水準ではありますが、シリーズとしてフルHD画面モデルを捨てている、というのは珍しい(そして昨今の日本HPらしい)趣向です。

基本モデルは液晶パネルを搭載しますが、さらに上位グレードでは、ディスプレイが4K・HDR対応の有機ELパネルにアップグレード。こちらの価格は24万9800円(同)からと、差額は控えめです。

この2万2000円差で、画面に加えてSSDが1TBとなり(基本モデルは512GB)、重量が120gほど軽くなります(液晶版が約2.04kg、有機EL版が約1.92kg)。

ただしバッテリー駆動時間はやはり有機ELが不利で、公称では液晶版が約15時間、有機EL版が約8時間30分と、かなり短くなります(視点を変えれば、液晶版は4K画面で長時間バッテリーのモデルとも言えます)。

HP Spectre x360 15
▲本体カラーは歴代シリーズで好評のアッシュブラック。ブラックとゴールドの鉄板コンビな色合いです。キーボードはテンキー付きタイプ

現行(2019年)モデルとの比較では、4辺ナローベゼル設計がポイント。画面占有率は13インチモデルと同様の90%と非常に高く、奥行きに関しては2019年モデルと比べ、23.57mmもの削減をアピールします。

またペン入力にも対応。ペンは付属していますが、同時に発表された新型ペン『HP MPP アクティブペン』を使うとさらに高精度な描画が可能です。

Source:Spectre x360 15販売ページ


AMD版とインテル版が選べる360度15インチ――ENVY x360 15

ENVY x360 15
▲ENVY x360 15(AMD)。本体カラーはAMD版がブラック-ブルー系、インテル版がシルバー系と分かれます

『ENVY x360 15』の2シリーズは、Spectre~と同じく、15.6インチ画面の360度回転ヒンジを搭載する2-in-1タイプのノートPC。大枠としては、「フルHD液晶にTDP 15W版のCPUと内蔵GPUを搭載する2kg級ノートPC」となります。

言い換えれば、昨今の15インチノートPCのスタンダード的な構成。そのため2019年モデルでは、日本HP製ノートPCの中でも売れ筋となったモデルです。

発売予定日は7月下旬以降、価格はAMD版が10万4800円から、インテル版が10万9800円から。本体カラーは、AMD版がナイトフォールブラック、インテル版がナチュラルシルバーです。

ENVY x360 15
▲外観上の大きな改良が、他のENVYシリーズと同じく画面占有率を88%までに上げたナローベゼル設計。底面積もそれだけコンパクトに。なお説明はインテル版ですが、AMD版もベゼル幅、本体底面積ともに同じです

2019年モデルと比べた際の特徴は13インチ版と同じく、画面の4辺ナローベゼル化による底面積の縮小とデザインのアップデート、そしてCPU世代の更新(インテル版は同じ第10世代Core iのため、路線変更)となります。

実際のCPUは、AMD版はRyzen 4000Uシリーズ(第3世代、Zen 2コア版)を、インテル版は“Ice Lake”版の第10世代Core iを搭載。2019年モデルはRyzen 3000Uシリーズと“Comet Lake”版第10世代Core iでしたので、AMD版は全面的な強化(とくにCPUは大幅強化)に、インテル版はグラフィックス速度を中心とする強化となっています。

ENVY x360 15
▲360度回転ヒンジ搭載モデルのため、タブレット状態での使用も可能。ナローベゼル度の高さはこの状態でも引き立ちます。別売のペンにも対応

両CPU版ともにグレードは2種類。基本となる『スタンダードモデル』と上位版『パフォーマンスモデル』となります。

AMD版の基本構成『スタンダードモデル』は、CPUが6コア6スレッド対応の『Ryzen 5 4500U』とRAM 8GB、SSD 512GBという構成で、直販価格は10万4800円(税別)。

上位構成となる『パフォーマンスモデル』は、CPUが8コア8スレッド対応の『Ryzen 7 4700U』とRAM 16GB、SSD 512GBという構成で価格は12万9800円(同)となります。

インテル版のほうは、『スタンダードモデル』がCPUが4コア8スレッド対応の『Core i5-1035G1』とRAM 8GB、SSD 256GBという構成で、直販価格は10万9800円。

『パフォーマンスモデル』は、CPUが4コア8スレッド対応、グラフィックス強化版の『Core i7-1065G7』とRAM 16GB、SSD 512GBという構成で価格は13万9800円。

AMD版の方がスタンダードでは5000円、パフォーマンスでは1万円安価となっており、さらにスタンダードではAMD版のほうがSSD容量が上。さらにこの構成であれば、速度はRyzenが勝るため、AMD版のお買い得度の高さが光ります。

本体サイズと重量は全機種共通で、約358×230×18.9mm(幅×奥行き×厚さ)、約2.0kgとなります。

Source:HP ENVY x360 15(AMD)販売ページ

Source:HP ENVY x360 15(インテル)販売ページ

 
 

 

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