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2月21日に発表されたファーウェイの第二世代目となる折りたたみスマートフォン「Mate X2」の実機をようやく触ることができました。現時点ではまだ中国国内でしか販売されておらず、17999元(約30万円)という高価な製品にも関わらず中国国内では大人気となっています。

筆者の居住する香港では最新端末をいち早く仕入れるスマートフォンの輸入ショップが多数あります。「スマホビル」として有名な先達廣場に入荷したMate X2を触らせていただきました。

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Mate X2はディスプレイを内側に折りたたみます。初代モデル「Mate X」の外折りスタイルから方向転換しました。構造的にはサムスンの「Galaxy Z」シリーズと同じになったわけです。Mate X2のアウトディスプレイは6.45インチ、アスペクト比は21:9。「Galaxy Z Fold2」の6.23インチ、25:9よりもサイズが大きく、縦横比も一般的なスマートフォンに近い感じ。閉じた状態でもスマートフォンとして使いやすいと感じます。なおフロントカメラは1600万画素です。

カメラは5000万画素+1600万画素の超広角+1200万画素の3倍望遠+800万画素の10倍望遠。10倍望遠はデジタル100倍に対応するペリスコープ式のもの。カメラ部分はかなり大きく目立ちます。

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本体側面にはヒンジ部分を隠すカバーがあります。本体を開閉するとき、ヒンジに隙間があると埃が入ってしまいそうですが、開閉してみたところ隙間は見られませんでした。精度はかなり高いようです。

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ヒンジと反対側の電源ボタンには指紋認証センサーも搭載。カメラの出っ張り具合がわかります。本体を開いて机の上に置くと、ちょっと気になるかもしれません。

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底面を見ると隙間がないことに驚きます。ディスプレイを完全に折りたたむのではなく、ヒンジ部分に空間を設けそこに「曲げ」の部分を逃がす構造にすることでギャップレスを実現しています。また特徴的な本体断面構造もわかります。

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隙間がないとはいえ光にあててみるとわずかに隙間があることが確認できる

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ヒンジ部分は横からも埃などの異物が入らないようになっている

開いてみると8インチのディスプレイが現れます。フロントカメラやノッチがないのでタブレットとしてフルに全画面を表示領域として使えます。ディスプレイの表面は他のハイエンドクラスのスマートフォンによく採用されるガラス素材ではないので、若干気を使う必要はあるでしょう。

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手に持ってみると295gという重さはあまり感じられません。写真では左手で持っていますが、右手で持つと体感的にはさらに軽く感じます。

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本体断面を見ると右側が太くなっています。つまり重量のバランスを右側に寄せているのです。この形状により右手だけで持つと8インチの大画面サイズにも関わらず「持ちやすい」と感じるわけです。

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続いてヒンジの内側にディスプレイの曲がった部分を逃がす構造についてチェックしてみましょう。ヒンジの上にあたる部分のディスプレイは、裏側のどこにも固定されていない構造になっています。写真をよく見てみると、上側(左側)のヒンジ部分にうっすらと筋のようなものが見えるのがわかると思います。ディスプレイが固定されていない部分です。この筋は光の当て方によって見えるものの、普段使っている分には気になることはないでしょう。

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曲げてみるとヒンジの部分がきれいに折曲がっていくことがわかります。なおGalaxy Z Fold2のように自由な位置で留めることはできず、「開くか」「閉じるか」のどちらかの形で使うことになります。

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最後にGalaxy Z Fold2と比べてみました。Engadget中文版より写真を拝借しました。左がGalaxy Z Fold2、右がMate X2です。Galaxy Z Fold2は折り曲げのガイドとなる筋がはいっています。

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左:Galaxy Z Fold2、右:Mate X2(Engadget中文版より)

閉じた状態の隙間の比較。左がGalaxy Z Fold2、右がMate X2です。なおEngadget中文版の記事には初代Mate Xとの比較写真もあるので興味ある方はご覧ください。

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左:Galaxy Z Fold2、右:Mate X2(Engadget中文版より)

初代のMate Xはディスプレイが常に外側にむき出しのため、傷がつかないよう気を使う必要がありました。本体を開閉するときもディスプレイに直接指をあてる必要がありました。Mate X2はその心配が不要となっただけでも気軽に開閉できるわけです。

開閉時のヒンジの動きもスムーズであり、スマートフォンスタイル、タブレットスタイルの切り替えも気兼ねなく行えます。折りたたみスマートフォンとしての完成度は非常に高く、「グーグルサービス非搭載」「現時点で中国国内のみの販売」が非常にもったいないなと感じました。ぜひグローバル展開も行ってほしいものです。

取材協力:Trinity Eco