HWP50P

毎年春に発売されていたファーウェイ「Pシリーズ」の2021年モデル「HUAWEI P50 Pro」が8月12日にようやく中国で発売されました。筆者は発売翌日の8月13日に香港で輸入品を購入、取り急ぎクイックレビューをお届けします。

HWP50P

まずはパッケージ。iPhone 12シリーズのように薄くなっています。充電器とUSBケーブルは付属せず、TPUの本体ケースとSIMピンのみが入っていました。

HWP50P

HWP50P

ディスプレイは6.6インチ、2700x1228ピクセル。1300万画素のフロントカメラが上部中央に配置されています。なお保護フィルムが初期状態で貼られていました。

HWP50P

本体カラーは「Cocoa Gold」を選びました。シャンパンゴールドに近い色合いですが光沢を若干抑えています。背面の「HUAWEI」のロゴは若干本体中央寄りに配置されていますが、これはカメラの中央線に合わせているようです。

HWP50P

カメラはかなり大きいものの、台座部分は角丸形状のためそれほどの大きさは感じられません。2つの円はそれぞれ上側が5000万画素の広角、1300万画素の超広角、4000万画素のモノクロの3眼。下側が6400万画素ペリスコープ式の3.5倍望遠とLEDライトとなっています。なおカメラの横には「LEICA」のロゴも入っています。

HWP50P

右側面の上部には電源とボリュームボタンがあります。カメラ出っ張りはそれほど大きくなく、厚みはかなり抑えられています。なおボタン類は右側のみで、左側にはなにもありません。

HWP50P

本体下部はSIMスロット、USB Type-C端子、スピーカーを配置。上部側にはなにもありません。IPX68の防水防塵に対応しており、指定条件下で下部の端子や穴から本体内に水が入ることはありません。

HWP50P

ディスプレイは左右の角を丸めたエッジディスプレイです。「Mate 40 Pro」よりも側面がディスプレイで覆われていないため、誤タッチも少ない印象です。また、P50 Proのほうがフレームをしっかり保持できるため、握りやすいと感じます。

HWP50P

搭載するHarmonyOS 2は、アプリのアイコンをフォルダにまとめたり、アプリをそのままウィジェットとして貼り付け可能だったりと、Android OSよりも使い勝手が良好です。なお、Hamony OS 2ではAPKファイルをインストールすることでAndroidアプリも動きます。

HWP50P

アンテナピクト横を見ると「4G」の表示が見えます。P50 Proは5Gには対応せず4G(および3Gと2G)のみに対応。高速通信が期待できませんが、2枚の4G SIMカードおよびWi-Fi 6の2.4GHz、5GHzの自動切換えや、4GとWi-Fiの同時ダウンロードで、下り速度は最大3.5Gbps(理論値)に対応します。

HWP50P

本体スペックはチップセットがKirin 9000。購入したモデルはメモリ8GB、ストレージ512GBモデルです。AnTuTu(V9)のスコアは726547でした。

HWP50P

カメラの撮影モードはアパーチャ、夜景、ポートレート、写真、ビデオ、プロ、その他の7つ。UIはファーウェイのこれまでのモデルとほぼ変わりません。写真は標準では1200万画素相当(4096x3072ピクセル)で撮影されます。倍率のワンタッチ切り替えは広角、1.0倍、3.5倍、10倍の4段階。倍率表示部分を長押しすると最大で100倍までの撮影に対応します。

HWP50P

5000万画素への切り替えはモードのその他から「ハイレゾ」を選択。またモノクロ撮影への切り替えも可能です。

HWP50P

ファーウェイPシリーズのカメラ性能は定評があり、DXOmarkではP50 Proは現時点で最高の評価を受けています。街中で意識せずともしっかり美しく撮影できるため、写真撮影が楽しくなります。以下は標準撮影での作例です。

HWP50P
▲広角撮影

HWP50P
▲1.0倍撮影

HWP50P
▲3.5倍撮影

HWP50P
▲10倍撮影

HWP50P
▲100倍撮影

HWP50P
▲モノクロ1.0倍撮影

HWP50P
▲マクロ撮影(約4cmまで接近)

HWP50P
▲アパーチャ撮影(2倍、F0.95)

HWP50P
▲夜景撮影(約6秒)

P50 Proを購入して1日使ってみた感想ですが、本体の操作性はよくパフォーマンスも高いため、ストレスを感じることはありませんでした。しかし、5Gに非対応ということで、動画視聴やデータ送信時には不満が残ります。筆者は他の5Gスマートフォンにテザリング接続して動画をアップロードしたりしていました。

また、HarmonyOS 2は痒い所に手が届くUIではあるものの、グーグルサービスが無いため自己責任でAPKやGMSの導入を行わないと、中国以外で常用機として使うにはやや苦労します。

とはいえさすがはスマートフォンNo.1というカメラの実力は申し分ありません。昼から夕方の撮影テストを終えて夕食後、帰宅途中に夜の街中で適当に撮影したスナップ写真も十分綺麗に撮れます。

HWP50P
夜の香港の街中で出会ったネコを3.5倍で撮影

ハードウェアとソフトウェアの完成度が高いP50 Pro。GSMの問題はあるものの、中国以外でもぜひ販売してほしい端末です。

「HUAWEI P50 Pro」は究極のコンピュテーショナル・フォトグラフィーを実現(山根博士)