遠い銀河で一際明るい超新星爆発の減光過程をハッブル宇宙望遠鏡が観測

太陽の50億倍の光が消えゆく様子

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年10月5日, 午前 11:00 in white dwarf
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ESA/Hubble & NASA, A. Riess and
ESA/Hubble & NASA, A. Riess and

ハッブル宇宙望遠鏡が、ある銀河に存在するどんな恒星よりもはるかに明るく輝く超新星が次第に消えゆく現象をとらえました。2018年から2019年にかけて1年にわたって観測された画像を数秒にまとめた映像は、太陽の約50億倍もの明るさだった超新星が減光していく様をタイムラプス方式にまとめています。

この超新星は2018年にアマチュア天文家板垣公一氏が発見したIa型超新星SN2018gov。地球から約7000万光年離れた棒渦巻銀河NGC 2525の端に位置します。SN 2018gvはもとは白色矮星で、近隣の連星から物質を取り込みつづけ、その量が限界に達した結果、熱核暴走現象を生じて超新星爆発に至ったと考えられます。

発見当初はNGC 2525のなかのどの恒星よりも明るく輝いていた超新星は、太陽が数十億年かけて放出するのと同じくらいのエネルギーを数十日で放出し、燃料切れとなって薄暗くなりました。

この種類の超新星爆発はピーク時の光の量が太陽の50億倍でほぼ一律になるため、Ia型超新星は理論値と観測値を比較することで、われわれの星からの距離をほぼ正確に計算でき、宇宙の膨張率を計算するハッブル定数を求めるためのデータにもなります。ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月の打ち上げ以来、過去30年以上にわたって宇宙の膨張率の精度を飛躍的に向上させるのに貢献してきました。

source:HubbleSite


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