※動画内でiPhone 12が6色と言ってますが、正しくは5色となります。
併売モデルのパッケージも、同様にコンパクトサイズに変更されています。充電器はタイプAではなくCの口がついた20W出力のものを用意すると、より急速に充電されます。
カジュアルで親しみやすいiPhone 12
まず、iPhone 12の外見を見ていきましょう。全5色のモデルありますが、こちらで紹介するのはグリーンのモデルになります。 ※初出時6色と記載しておりましたが正しくは5色です。お詫びして訂正いたします。
iPhone 12 Proはエレガントな雰囲気
さらに5メートルまでの深度を計測できるLiDARスキャナを搭載し、暗所でのポートレート撮影や、より高度なAR表現が可能となっています。
両モデルとも堅牢ボディーに
側面と高さを合わせるなど構造上の工夫も手伝い、従来モデルの4倍割れにくく、表面の傷に対しても強くなったといいます。
解像度はどちらも同じ2532×1170ドットですが、標準時の輝度はiPhone 12が625ニト、Proが800ニトと、後者のほうが高くなっています。HDR表示時の最大輝度はどちらの機種も1200ニトですので、撮影した写真や動画を観る際は、いずれも遜色ない綺麗な画質で楽しめます。
MagSafeでアクセサリーにも変化
iPhone 12シリーズはMagSafeに対応しています。背面に高感度磁気センサーとNFCで構成されたコイルを内蔵しており、充電器やその他のアクセサリーを定位置に固定、それぞれに合った機能を呼び出すことができます。
Magな存在をひしひしと感じます。とはいえ、クリップなどを近づけてもくっついたりはしません。対応機器のみがくっつく仕様になっています。
Qiだと最大7.5W充電になりますが、MagSafeだと最大15Wで、理論値では2倍高速に充電が行なえます。Android端末ではQiでも10W以上の高速ワイヤレス充電に対応した端末がありますが、Appleは安全性を考慮し、このような仕様にしたものと思われます。
Apple純正ケースも、MagSafe対応のものとなっています。ケースに装着した際、その上からMagSafe対応製品をくっつけることができます。
今回、レザーケースが本体発売時点で発表されていませんが、そのぶんほかのケースの高級感が増したように思いました。
iPhone 12発売前にサードパーティから発売されたケースは、MagSafe対応ではありませんが、薄いものなら反応する場合がありました。むろん、保証外なのでMagSafeが外れてしまったり、高速充電が行なわれなかったりする可能性もあるので注意です。Qi対応とあってもMagSafeとは限らないので、ケースに入れたい方はApple純正か、MFi認証ロゴ入りのケースを購入しましょう。
iPhoneでの体験がガラリと変わる
iPhone 12シリーズは全モデルにA14 Bionicを搭載しています。
iPhoneを通したあらゆる体験が、このA14 Bionicをコアによりパワーアップしています。
立った立った5Gのアンテナが立った!
オート(デフォルト値)にしておくことで、必要ないときは4Gに切り替えバッテリー消費を抑えます。
現時点では、まだ5Gエリアがスポット展開に過ぎず、私たちもFaceTimeをHDで体験するために電波を探し回る必要がありましたが(ちなみにiPhone 12の場合、Wi-FiでもHD通話になると後から知りました……)今後、急ピッチで5Gエリアが拡充されていくのは確実です。年内に無理して5G契約に変更する必要はないと思いますが、iPhone 12未満と以降で、スマホ体験がよりリッチになっていくのは間違いないでしょう。
iPhone 12シリーズは、あとiPhone 12 Pro MaxとiPhone 12 miniが11月13日に遅れて発売となります(予約開始は同月6日~)。手振れセンサーを搭載し、iPhone 12 Pro以上に高度な撮影機能をもつMaxと、5.4インチとコンパクトながらiPhone 12と同じ機能をもつmini、すでにiPhone 12を買った人も気になっているハズ。
Apple製品の最新情報、新機種レビューは引き続きEngadget 日本版にて、どうぞ、よろしくお願いします。
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