Instagramは2月10日、15秒の短い動画を投稿できるリール機能に、TikTokなど他のプラットフォームの動画を投稿しないようにとの呼びかけを行いました。今後、TikTokなどの透かしが入っていたり、画質が悪い動画を投稿してもリールタブには表示されなくなります。
低解像度で画質が悪い動画や、他のアプリの透かしやロゴが入っている動画は、ユーザーの満足度を下げてしまうというのがその理由。このためリールタブでは表示されなくなりますが、自分のフィードなどには表示されるので、フォロワーは引き続き見ることができます。
そもそも、TikTokのクローン機能と言われているリールですが、ライバルのロゴが入った動画を投稿され、その宣伝をするのは避けたいと考えるのは当然のこと。また、Instagramとしては、リールを面白いコンテンツを見つけられる場にしたいとのことで、低解像度だったり、他のアプリの透かしやロゴが入っている動画のほか、周囲を縁取っているものや、ほとんどテキストで覆われているようなものも非推奨としています。
代わりに、見る人を楽しませたり、他の人が簡単に参加できトレンドになりそうなものなどを推奨するとのこと。ようするに、TikTokとクロス投稿するのではなく、リールをメインに投稿して欲しいと言っているだけではあります。
どちらも使っているユーザーにとっては、メインのプラットフォームをリールかそれ以外かに絞る必要が出てきそうですが、逆にリールに投稿した物をTikTokに流すようになるのかもしれません。この場合、TikTok側でもなんらかの規制を行うのか、今後の対応に注目したいところです。
Source: Instagram