iCloud
AP Photo/Kiichiro Sato

アップルはWWDC21で発表した次期iOS 15につき、新品のiPhoneを購入して旧デバイスからデータを転送する際には、一時的にiCloudのストレージ容量を無料で増やして移行を簡単にすることを明らかにしました。

iCloudにサインアップすると自動的に5GBの無料ストレージが使えますが、すでにiPhoneの内蔵ストレージが256GBや512GBへと巨大化している今となっては、まったく十分とは言えません。

そのため大容量プランを契約していない人はMacやPCでバックアップを取っておいて復元するか、ないしはデバイス間でデータを転送するほかありませんでした。このうち後者は一見して手軽なようで「転送中は2台のデバイスを電源に繋いだまま、互いに近づけておく」という面倒な制約があります。

しかしiOS 15のプレビューページでは、「iCloudの一時ストレージでデータを移行」なる新要素が公開されています。すなわち「iCloudは一時的なバックアップを完了するのに必要なだけのストレージを、最大3週間まで無料で提供します。これにより全てのアプリ、データ、設定を自動的にデバイスに取り込めます」とのことです。

つまり旧iPhoneでiCloudにバックアップしておき、その後に新iPhoneで復元すればいいだけとなり、これまでよりはるかにスムーズにデータが移行できる見通しです。

この施策に対して「ありがとうアップル」の声が上がりながらも「2021年の今どき無料ストレージがたった5GBは馬鹿げている」との批判がかえって噴出している感もあります。ともあれ生活の一部に溶け込んだiPhoneの記憶がクラウドを介して途切れなく引き継がれることで、買い換えのハードルが下がることは間違いなさそうです。

Source:Apple

via:MacRumors