iOS 15

アップルは2021年の世界開発者会議、WWDCを6月7日〜11日に開催すると発表済みです。そこでは、次期iOS 15(仮)やiPadOS 15(仮)ほか様々なアップル製OSの今後の展開について明かされると予想されています。

そのiOS 15やiPadOS 15につき、着信した電話への自動返信の改善や、iPadホーム画面のデザイン変更、ロック画面の刷新やプライバシー保護機能など、様々な新要素が追加されるとの噂が報じられています。

Bloomberg記者でありアップルの内部情報に精通したMark Gurman氏によると、1つはiPhoneに着信したとき、ユーザーの現在の状態に応じて異なる通知設定ができる新機能を計画中とのこと。すなわちユーザーが運転中、仕事中、睡眠中、ないしユーザーが自作したカテゴリーを選べるメニューが用意され、刷新されたロック画面や「コントロールセンター」に表示されると述べられています。

またユーザーの状態に応じて自動返信を設定できるオプションも用意される見込み、とされています。現在は運転中しか利用できない自動返信機能よりも改善するとのことで、もし実現すれば「同社(アップル)がユーザー状態により通知を変更するシステム機能を提供する初めての例となる」と説明されています。

たとえばGoogleのPixelスマホはAIが電話の用件を訊く「Call Screen」などを数年前から導入していますが、iPhoneにも同様の機能が備わる可能性があるのかもしれません。

またiPadOSのホーム画面に関しても、2010年に初代iPadが発売されて以来、最も大きな変更が加えられると述べられています。たとえば、現行のiPadOS 14ではウィジェット(天気、予定、株価などを表示できるミニアプリ)追加は「今日」の欄に限定されていますが、iPhoneと同じくホーム画面のどこにでも置けるようになり、ウィジェットだけの画面も構成できるようになるとのことです。

さらにプライバシー保護機能も強化され、その1つが「どのアプリがユーザーのデータを黙って収集しているのかを教える」メニューが開発中と伝えられています。アップルはiOS 14.5でアプリトラッキング透明性を導入し、アプリが他社の所有するアプリやWebサイトをまたいでユーザーの行動を追跡する場合、ユーザーの明示的な許可を義務づけますが、その延長としてユーザーに対して各アプリの挙動を可視化する模様です。

どれもiPhoneやiPadの使いやすさを大きく改善するとともに、ユーザーが自らの個人情報を制御することにかなりの貢献が予想されます。が、当面は来週に配信が予告されているiOS 14.5の「マスクしながらFace ID対応iPhoneをロック解除可能」が最も待ち遠しいかもしれません。

Source:Bloomberg