アップル、iOS 14の標準ブラウザやメールに必要な条件をようやく公開

明らかにブラウザやメールではないアプリを排除するもよう

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年08月5日, 午後 04:50 in ios14
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CatLane via Getty Images

アップルがオンラインで開催した開発者会議WWDC20では、iOS 14およびiPadOS 14でついに標準ブラウザやメールアプリを変更可能になると発表されて大きな反響を呼びました。が、その後アップルは詳細を明かしておらず、配信中のiOS 14/iPadOS 14ベータ版でも変更機能は有効となっていません。

そんななか、アップルがようやくブラウザやメールアプリを標準アプリに設定可能としたい開発者向けのドキュメントを公開したことが明らかとなりました。

標準ブラウザとは、URLがタップされると自動的に起動するアプリのこと。標準メールアプリはmailto:リンクがタップされたときに開くアプリであり、これまではSafariおよびアップル純正メールアプリに限られていました。

さて新たに公開されたドキュメントによれば、開発者は特定のガイドラインをクリアする必要があり、それら必須パラメータが満たされて初めてアップル純正アプリの代わりに標準アプリに設定できるエンタイトルメント(アップルが認めた資格)を要求するオプションが用意されるとのことです。

標準ブラウザアプリとして設定可能とするには、URLを入力できるテキストフィールド、インターネット上の関連リンクを探すための検索ツール、キュレーションされたブックマーク能などを備えている必要があります。また指定されたURLに直接移動し、予期しない場所にリダイレクトすることなく、指定通りのWebコンテンツをレンダリングしなければなりません。

要するに通常のWebブラウザが提供している最低限の機能があり、ユーザーが望んだ行き先以外に飛ばしてはならないという、しごく当然の要件が求められています。ただしペアレンタルコントロールやロックダウンモード(ユーザー自身が使用時間制限を設定できる)で設計されたアプリについては、ナビゲーションを制限できるとのことです。

また標準メールアプリについては、有効な電子メール受信者にメッセージを送信でき、いかなるメールアドレスからも受信できる必要があります。こちらもユーザーが制御できる受信メールスクリーニング(未登録アドレスからのメールなどを排除できる)機能を提供するアプリは許可されています。標準ブラウザの必須要件と同じく、要は「明らかにブラウザやメールではないアプリは排除する」狙いが窺えると言えそうです。

いずれも難しいことを要求しているわけではありませんが、iOS 14にてデフォルトアプリとして設定するためには、エンタイトルメントを更新する必要があります。つまりアプリが要件を満たした上で、開発者がアップルに申請して許可を得る必要があるため、現状のベータ版ではサードパーティ製アプリを標準ブラウザやメーラーにはできないわけです。

今年秋にiOS 14が正式配信されたさいに、どのサードパーティ製アプリが標準ブラウザに設定可能となっているのか。人気のChromeやGmailなどが失格となっていないよう祈りたいところです。

Source:Apple

Via:MacRumors

 
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